敷地内でボーリング調査始まる!詳細計画の発表が待たれる大手前一丁目計画B地区 24年2月の様子
大手前一丁目計画B地区は大阪市中央区一丁目にあるテレビ大阪本社ビル等を、2024年5月に予定されている隣接地(A地区)への移転を終えた後、解体、建替える再開発プロジェクトです。
計画地
計画地は最寄駅となる京阪及び大阪メトロ谷町線の天満橋駅から、徒歩約7〜8分東に位置します。
計画概要
本件は「大手前地区 地区計画」が定められており、情報発信、業務、宿泊等の多様な機能導入により、都市魅力の充実と大阪城公園の玄関口としての観光拠点機能の強化を図り、天満橋駅と大阪城公園を結ぶ歩行者空間を創出し、快適で魅力ある複合拠点を形成することを目標としています。
先行開発されていたA地区ではダブルツリーbyヒルトン大阪城とテレビ大阪が入居する複合ビルが今春開業予定です。そして2期工として敷地面積約3,000㎡のB地区の開発がスタートすることになります。
現地の様子(2024年2月)
現在のB地区ではA地区への移転を控えたテレビ大阪の機能が入っているビルが2棟建っています。赤い二丁掛けタイルで覆われた特徴的な外観が目を引く日経大阪電波会館です。1982年竣工とまだそれほど古いというものではありません。
そして敷地の西、上町筋と土佐堀通の出会う交差点角に建つ大手前センタービルディングです。こちらは1992年竣工とさらに若く、まだまだ働き盛りのビル、人に例えるならば脂の乗り切った世代といえるでしょう。
敷地の一部でボーリング調査(地質調査)が実施されていました。周囲をぐるりと歩いてみましたが、現在のところ調査が実施されているのは1箇所だけのようです。
A B両地区の様子(2024年2月)
計画地の北を東西に走る土佐堀通方面からの様子です。テレビ大阪の新社屋が旧社屋に対し、早く俺様に家督を譲れとばかり、プレッシャーを掛けているように見えてきます。
A地区に建つ上層部に入居するダブルツリーbyヒルトン大阪城は、5月1日のプレオープンを経て5月23日にグランドオープンすると、先日発表されました。
地区計画による土地利用の方針によると、B地区はA地区とともに大阪城公園の玄関口にふさわしい質の高い景観
形成や、にぎわいの連続性、周辺の地域環境を考慮した計画とし、業務、居住、商業等の機能を適切に導入するとあります。そこから導かれる計画となると、タワーマンションを中心とし、下層階に業務と商業きのを設けるということでしょうか。
いずれにしても敷地内でボーリング調査も始まりましたので、近いうちに今後A地区との調和も踏まえた上での詳細な計画も発表されると思われます。
「説明図2」の画像を見るに敷地狭そうに見えるのですが、それでも3000平米もあるのですね。A地区はびみょーに100m超えませんでしたから、B地区は100m超えてほしいですね。
コメントありがとうございます。
100m未満ですと少々残念な気持ちにはなりますね。用途も含めて詳細な内容が待ち遠しいです。