東横堀川水辺の魅力づくり 農人橋〜本町橋区間空間整備 25年3月の様子

大阪市は2024年に「東横堀川等の水辺の魅力空間づくり基本方針」を定め、東横堀川及び道頓堀川の一部区間を対象に、耐震護岸への改修や東横堀川のポテンシャルを活かした空間整備、公民連携による利活用などによる、めざす水辺空間の考え方を示しました。
今後この方針に基づいて、これまでの検討や取組などを踏まえ、多様な関係者間で協議・調整を図りながら、東横堀川等の水辺の魅力空間づくりに取り組んでいく予定ですが、現在農人橋と本町橋の間の約120mの左岸区間において整備が進められています。
計画地

大阪メトロ中央線「堺筋本町駅」が最寄駅となります。改札を出て徒歩5分ほどでしょうか。阪神高速の環状線と東大阪線が交差する東船場ジャンクションの足元という、少々日陰の存在といってもよい立地です。

鳥瞰してみると、都会の河川に高速の高架が覆い被さるという都市の淀みとなってしまいそうな立地であることが、よくわかります。
整備内容

今回の整備箇所へは東横堀公園と農人橋からアクセスできます。そのまま北上すると本町橋をアンダーパスしてβ本町橋(本町BASE )へと繋がります。
現地の様子(2025年3月)


農人橋からの様子です。堤防耐震対策その他工事として2025年3月31日までの工期が組まれています。



対岸からの様子です。高架があるとはいえ正確には覆い被さっているわけではありませんので、そこまでの閉塞感はないようです。

本町橋からの様子です。護岸がかなり拡幅されているようです。


もう一度農人橋から見てみました。なだらかなスロープが整備され、バリアフリーでアクセスできます。




このあたりは東横堀公園という小さな空間がもとより存在していましたが、正直整備された後も人が集うイメージは湧いてきませんね。
β本町(本町橋BASE )の様子


今回整備されている農人橋〜本町橋の上流にβ本町橋という先行整備された空間があります。ただ残念ながらあまり賑わっているのは見たことはありません。

見えいる橋が本町橋です。この橋の下を潜って約70mほど行くと前述の整備区間にアプローチできます。ただ今回の整備では間に合わないかな?
河川の空間が整備されるのは望ましいことですが、今までに整備された大阪市内のそれは必ずしも上手く活用されてるとは思えません。維持管理が下手なのか?
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