特徴的な白い屋根も登場!北大阪急行延伸による新駅整備!箕面船場阪大前駅エントランス整備 23年6月の様子
2023年度の開業を予定している北大阪急行の「箕面船場阪大前駅」では、現在開業に向け駅前のエントランス整備工事が行われています。周辺ではすでに大阪大学箕面キャンパスや箕面市の文化ホールなどがオープンし、また新たな住宅開発も始まりました。多くの人々を迎え入れる新駅エントランスは、先行する施設との一体性、連続性などの調和が図られます。
計画地
北大阪急行は2023年度に「千里中央駅」から北へ約2.5km延伸し、「箕面船場阪大前駅」はその中間駅として整備されます。大阪メトロ御堂筋線に乗り入れ、「梅田駅」と20数分で結ばれることになります。
街への出入口となる本計画は、街のシンボルであろうメインデッキにより各施設及びその周辺地域と繋がります。
完成イメージ図
改札階は地下空間ながら自然光が降り注ぎ、大変ゆとりのあるダイナミックな空間が整備されます。また同階にはカフェやギャラリー等の滞留施設も予定されています。
地下の改札階から地上2階まで直進するエスカレーターが設置されます。地上にはメインデッキと調和が図られた駅前広場では植栽やベンチなど人が集う空間が整備されます。
現地の様子(2023年6月)
約7ヶ月ぶりの現地となりますが、前回はまだお目見えしていなかった駅のシンボルともなる夏の浜辺のパラソルのような、はたまた上から見ると自生する巨大なキノコのような重なり合うターポリン素材と思われる屋根が登場していました。
前回はまだ覆い被さるものがなく吹き抜けた状態が剥き出しでしたが、屋根の誕生により中の様子が伺えなくなったのは残念です。
労災保険関係成立票の工期は2024年1月1日となっています。
北からの方が重なり合う姿がよりわかりやすく見えます。前回は見えていた吹き抜けはもうどの角度からもはっきりと確認はできなくなっています。完成イメージによると地下の改札口へ繋がるその空間は完全に塞ぐのでなく、今回登場したいくつもの傘というかキノコのような屋根により雨風を凌ぐ形となるようです。
歩行者デッキの様子(2023年6月)
新駅の吹き抜け空間となる地下の改札階から2階レベルのペデストリアンデッキまで直通エスカレーターが整備されますが、そのデッキは計画地の西を走る新御堂筋を跨ぐように延伸されます。
前回訪問時にはまだ繋がっていなかったペデストリアンデッキも、ついに1本の橋として新御堂筋を跨ぐように架かっています。
このペデストリアンデッキの西端はビルの間を抜け、住宅街を南北に走る公園というか緑道を起点とします。新御堂筋という大変大きな通りを渡ることの心理的な距離感は相当大きいものですが、このデッキ整備により新御堂筋以西から新駅やその先の文化施設へのアクセスは大変容易になります。
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