野村不動産による一体化開発を勝手に想像!PMO EX 本町三丁目PJ&大阪KALビル跡地 22年4月の様子
野村不動産は大阪市中央区本町3丁目の大阪滋賀ビル跡に、(仮称)PMO EX 本町三丁目PJとして中規模ハイグレードオフィスビルを建設すると発表しています。そして2021年1月、その隣接地に建つ大阪KALビルの土地を取得したことを発表し、ビルの解体にも着手しました。これは当然両敷地を一体的開発する流れとなると私は解釈していますが、現在のところ野村不動産より明確な公式発表はありません。
計画地
ふたつの敷地はともに南側を大阪市内を東西に貫く本町通りに面しています。大阪メトロ御堂筋線本町駅からは改札を出て3分ほどでしょうか。大変アクセスに優れた立地です。
現地の様子(2022年4月)
2020年10月より建物が解体された旧大阪滋賀ビルは、2021年10月には作業を終えています。その跡地に当初予定では(仮称)本町三丁目プロジェクトとしてPMOシリーズを2023年10月開業を予定していましたが、未だ手付かずの状態となっています。
旧大阪KALビル解体工事として竹中工務店の看板が掲示されています。そして解体された旧大阪滋賀ビルと解体中の旧大阪KALビルの両敷地は仮囲いも一体化されています。この状況ではやはり当初計画の規模を拡大した一体開発になるのではと期待感が高まってまいります。解体工事の工期は2023年4月までのようです。
一体開発の規模
ここからは一体開発されるものとして私見をダラダラと書いてみようと思います。
旧大阪滋賀ビル跡の敷地が約1,000㎡ほどかと思われ、旧大阪KALビル跡は約500㎡とされていますので、両敷地合計で約1,500㎡ほどの敷地が確保されたことになります。大阪市のサイトによると両敷地は容積率が800%とあります。
名称 | 敷地面積 | 延床面積 | 総貸床面積 |
日本橋江戸通り | 930.61㎡ | 7,349.32㎡ | 5,178.16㎡ |
八重洲通り | 933.60㎡ | 7,157.18㎡ | 5,003.28㎡ |
日本橋室町 | 981.50㎡ | 7,430.02㎡ | 5,149.28㎡ |
EX新大阪 | 1,473.8㎡ | 9,655.03㎡ | 5,929.77㎡ |
(仮称)本町三丁目 | 約1,500㎡ | 約14,000~18,000㎡? | ? |
PMOシリーズの規模の大きいものは上記の通りです(間違ってたらごめんなさい)。本件は敷地的にはPMO EX 新大阪と同程度であり、容積率からすると規模的にこれを上回り、PMOシリーズ最大のビルとなる可能性があります。さらに容積率が1000%まで緩和されれば、もはやPMOという枠を超える規模になるかもしれません。
仮囲いにはPMOシリーズの広告が掲示されていますので、先走りすぎてぬか喜びなどという可能性もありありですが、ちょっと想像してニヤニヤしてしまいます。
最後は計画地の南を走る本町通りです。ここから西へ150mほどの御堂筋沿いでは、ここ数年で何件もの再開発計画が浮上し、現在も建設中のビルが多くあります。本町通りはその活況に沸く御堂筋と比較すると、残念ながら2021年に開業した本町サンケイビルくらいしか目立った開発はありません。
大阪市内を東西に貫く代表的な通りのひとつである本町通りにも、そろそろそれなりの規模の新しい再開発が待たれます。是非一体化する旨の公式発表がされますように!
さすがに100m超えることはこの敷地面積では厳しそうですかね。
コメントありがとうございます。
無いと思いますが、やはり今後に繋がるよう一体化して17~18階、70~80mほどのビルになってもらいたいですね。