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2025年万博開催までに整備!大阪と京都伏見を結ぶ淀川航路も計画!淀川大堰閘門整備! 24年7月の様子

南東からの様子

2021年8月政府は第2回国際博覧会推進本部において、大阪府・大阪市・関西広域連合等からの要望を受け、2025年に開催される大阪・関西万博に関連するインフラ整備計画が決定されました。その中の「にぎわい・魅力の向上」項目の中に「淀川舟運活性化」として淀川大堰に閘門を設け、2025年開催の大阪・関西万博開催前に整備されることとなりました。




計画地

淀川大堰は都島区と北区の境となる地点、河口から約10km上流に設けられています。

出典:国土交通省近畿地方整備局

堰とは河川の流量を制御する目的で設けられた河川を横断する構造物ですが、新たな閘門が設置される箇所は、大堰と繋がる普段から立ち入りが禁止されている人口の洲のような箇所に設けられます。

計画概要

出典:国土交通省近畿地方整備局

現在淀川上流と大阪市街地を流れる大川は毛馬閘門を経て船の往来が可能となっています。ただし淀川大堰により、上流と下流は船の往来ができなくなっています。

出典:国土交通省近畿地方整備局

整備後は大川に加えて、淀川下流と淀川上流が結ばれますので、複数の就航コースが生まれ、沿川のにぎわい活性化に繋がります。

出典:国土交通省近畿地方整備局

閘室と呼ばれる水路は幅約20m、延長約70mと日本最大の規模を誇り、500t台船であれば1隻、定員100名程度の大型観光船であれば、4隻が同時通過可能です。

出典:国土交通省近畿地方整備局

そもそも閘門とは水位の差のある水面の間を結ぶエレベーターの役割を担うものです。

現地の様子(2024年7月)

東からの様子
南東からの様子

約4ヶ月ぶりの現地となります。前回からの変化としては、上流側に突き出るように大川維持流や大川航路との緩衝帯となるコンクリートが設けられました。

南東からの眺め
南東からの眺め

下流側の様子です。画面左から伸びている橋はあくまで工事用の仮橋ですので、工事完了後は撤去されます。

南からの様子
南からの様子

ずらっと並ぶ淀川大堰の堰柱の手前にふたつの工作物が建ち上がりつつありますが、こちらが新たな閘門と思われます。

航路としてただ川を行き来するだけでは間延びしてしまうでしょうから、閘門を通るというちょっとしたアトラクションを間に挟めるのは、観光客にとって良いアクセントになりそうです。

南からの様子

淀川の堤防沿いからは距離もあり、なかなか進捗が伺いづらい写真ばかりですが、実は私この現場に縁がありまして、何回も仮橋を渡ってお邪魔しています。実際に徐々に明確になっていく閘室の幅や深さなどを拝見し、ここが航路となるのかと高揚感を覚えました。

万博開催に伴う航路

出典:国土交通省近畿地方整備局

この淀川大堰の閘門が整備されることにより、現在大阪市内から枚方まで観光船を運行している京阪ホールディングスは万博会場である夢洲と京都の伏見を繋ぐ定期航路を検討しています。

2025年の夢洲での万博開催を機に、河川舟運を復活させる機運が高まってきました。その中の多くは万博開催期間だけでなく、開催後も恒常的に航路とする事を前提としているようです。日常的にオープンデッキの観光船も運行していただければ、新たな観光資源として水都大阪の魅力をさらに高めてくれるのではないでしょうか。

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