2025年春開業に向け徐々に姿を現す!地下7mに眠る大坂城豊臣石垣公開施設工事! 24年7月の様子
大阪市では豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣を掘り起こし、激動の時代を物語る豊臣石垣の公開事業に取り組んでいます。2025年春の公開に向けて、徐々にその公開施設の姿があらわになってきました。
このプロジェクトは当初2022年春の開館予定でしたが、将来にわたりより良い状態で石垣を保存するための対策や現場の安全対策の追加が必要となったため、工期が1年延長され2023年春の開館予定となりました。ところがまたまたしれっと工期が延長され、2025年春の開館予定となりました。
計画地
計画地は大阪城天守閣の南東に位置しています。大手門や青屋門から徒歩で約15分ほどでしょうか。重要文化財「金蔵」の隣接地となります。
計画概要
豊臣政権時代の大坂城は徳川にボコボコにされ、地中に埋まった状態となっています。
本計画はそのボコられた際に地中深く埋められ石垣を常設展示しようというものです。
公開施設内部は地下階に本物の石垣を見ることのできる石垣展示ホールを整備し、豊臣石垣を解説する地上階のガイダンスルームの二層からなります。
敷地の東側に地上階のガイダンスルームが設けられ、西側が地下階の石垣展示ホールとなります。
現地の様子(2024年7月)
約5ヶ月ぶりの現地となります。地上躯体が姿を現してくれましたので、なんとなくのフレームは把握できるようになってきました。
手前に見えている鉄筋は完成イメージに描かれているガラス張りのエントランスでしょうか。
最後はもう一度後方に現在の天守閣に入ってもらいました。訪れた際も多くの観光客で賑わっていましたが、こちらに立ち寄り人はほぼいませんでした。この先に結構いい眺望があるんですけどねー。
豊臣石垣公開施設の開業する2025年春から、大阪城天守閣への入城料が現行の600円から倍の1,200円へと値上げされます。ただその値上げ後の料金の中には天守閣への入城に加え、こちらの石垣公開施設利用観覧も含まれることになりますので、多くの方にどちらにも立ち寄っていただき、しっかり元を取ってもらいたいですね。
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