意外と多いぞ高層ビル！上本町ビル群を見てきました！

大阪市内には高層ビルが複数建ち並ぶ、いわゆるビル群と呼べるエリアがいくつか存在します。梅田や中之島、北浜などはその代表であり、多くの方にもその存在は知られています。今回ご紹介するのは知名度は低いものの、実際に訪れ歩き見て回ると、想像以上に多くの高層ビルを目の当たりにできる上本町エリアです。

位置図

そもそも上本町ってどこやねん！と大阪在住以外の方は思われるでしょうから、大阪の代表する梅田や難波と併せて位置図を示してみました。難波からですと約2kmほど東。近鉄に乗って2駅となりますが、JRは走っていません。

高層ビル一覧（90m以上）

名称	階数・高さ	総戸数	竣工
①ウェリス上本町ローレルタワー	41階・145.55ｍ	287戸	2008年2月
②ザ・上本町タワー	37階・126.65ｍ	263戸	2009年8月
③上本町ヒルズマーク	37階・125.96ｍ	270戸	2007年6月
④レジデンスタワー上本町	35階・122.87ｍ	166戸	2009年1月
⑤タワーザ上町台	31階・106.215ｍ	198戸	2008年5月
⑥ローレルタワー夕陽ヶ丘ウエストレジデンス	29階・約100ｍ	140戸	2013年7月
⑦ピアッツァタワー上本町EAST	30階・99.92ｍ	161戸	2021年6月
⑧ローレルタワー夕陽ヶ丘イーストレジデンス	26階・約90ｍ	120戸	2012年10月

90m以上のビル8棟を高さ順にランキングしてみました。8棟すべてがタワーマンションとなります。

100m以上にしようと思っていたのですが、高さ100mと90mのツインタワーがあったので、ツインなのに1棟だけ紹介するのも気が引けたので、条件を高さ90mとしました。

※ピアッツァタワー上本町EASTは上記鳥瞰図に反映されていません。

①ウェリス上本町ローレルタワー

上本町エリアでひときわ目立つ、高さ145mを超えるタワーマンションです。頭ひとつ以上、2位以下を突き放した高さに感じます。

②ザ・上本町タワー

個人的には上本町エリアのタワーマンションの中で一番好きです。赤みがかったアースカラーと四隅のガラスがバランス良く調和が取れていて大変かっこよく見えます。

③上本町ヒルズマーク

2007年竣工という上本町エリアで初の100mの壁を超えた高層ビルです。さすがに時代を感じさせる外観ではあります。

④レジデンスタワー上本町

このあたりは本件を含め3棟のタワーマンションが半径100mほどの範囲に集積しています。しかも約2年間という短い期間に3棟とも完成しているので、この2年の変化は目を見張るものがあったことでしょう。

⑤タワーザ上町台

上本町駅からは北西、千日前通りの北、上町筋の西に位置する唯一のタワーマンションです。

⑥ローレルタワー夕陽ヶ丘ウエストレジデンス⑧ローレルタワー夕陽ヶ丘イーストレジデンス

見た目同じのツインタワーです。西棟の方が東棟より約10m高いのですが、あまり高さの差は感じませんでした。

⑦ピアッツァタワー上本町EAST

2021年8月竣工と上本町エリアでは一番新しいタワーマンションです。今回紹介したタワーマンションは本件を除いてすべて2010年前後に竣工しています。ひさしぶりに上本町エリアの空の風景を変え、新しい風を吹き込んだタワーマンションと言えます。

今後の上本町エリア

現在上本町エリアでは上本町駅北側において、大阪メトロによるタワーマンション（OMタワー上本町）が2024年7月工事完了を予定し建設中です。さらに東側では2023年7月工事完了予定のリバーガーデンタワー上町台筆ヶ崎も建設されています。

そして近鉄グループによる三大プロジェクトとして位置付けられている「上本町ターミナル事業」も控えており、こちらは夢洲でのIRの確定により大きく前進すると思われます。現在のところ上本町ターミナル事業の内容は不透明ですが、超大型再開発になると思われ、その中にはおそらく高層ビルの建設もあるのではないでしょうか。住む街として、そして超大型再開発の街として、上本町エリアはますます高層化が進み、ビル群に厚みがましていくこととなると思われます。