大手前の大阪府庁のすぐ裏手!大阪府旧職員会館が解体工事に着手! 25年9月の様子

大阪市中央区大手前にある旧職員会館ですが、現在建物解体工事が進められています。2022年大阪府の吉村知事は老朽化が進み大規模地震で倒壊する恐れのある大阪府公館、旧議員会館、旧職員会館について解体を検討すると発表していましたが、約3年の時を経てついに解体工事着手となりました。
所在地

谷町筋の東側、大手前地区に位置しています。北の大阪メトロ及び京阪「淀屋橋駅」から徒歩7〜8分。南の大阪メトロ「谷町四丁目駅」からは10分ほどでしょうか。

大阪の官庁街ということで、周囲には大阪府庁舎をはじめ府や国の建物、施設が多く見られます。
現地の様子(2025年9月)

かなり年季の入った既存建物は解体工事にあわせ西側の高い位置にパネルが並び立てられています。

工期は2026年1月末までのようです。

敷地内を覗いてみますと東西に細長い4階建ての建物が見えています。すでに重機も入っており、一部瓦礫も確認できました。


敷地面積は2,000㎡ほどでしょうか?間口は広いもののその先は奥行きのある細長い形となっています。


敷地の西側、道路一本隔てた先にはもと大阪第2法務合同庁舎が対峙しています。こちらの敷地は国が留保財産とすることが決まっていますが、閉鎖された建物は放置されたままとなっています。こちらの動向もあわせて気になるところです。
旧議員会館、大阪府公館の様子(2025年9月)

旧職員会館と同様に解体される予定の旧議員会館です。今年度は予算的に旧職員会館のみの解体のようですが、来年度以降は旧議員会館や大阪府公館も建物解体されると思われます。


大阪府公館は約2,900㎡ほどかと思われる敷地の中には庭もあり、しっかり整備されています。以前は一般公開もされていたようですが、コロナ禍により現在は休止中です。

各施設の位置は以上の通りです。解体後たちまち再開発という流れにはならないでしょうから、暫定的に駐車場として供用するのではないかと思われます。ただ最近すぐ近くで大阪府営印刷所跡が寛ぎ空間へ生まれ変わった例もありますので、そのような利用の可能性もあるでしょう。
そしておそらく将来的に定期借地として事業者を募ることになるのでしょうが、その際には前述の旧職員会館、前述の大阪第2法務合同庁舎跡とも、ある程度方向性を合わせ大手前地区の発展に寄与する用途としてにぎわい空間を創出してもらいたいものです
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