ついに芽を出した堂島の複合高層ビル再開発!(仮称)大阪市北区堂島浜二丁目計画 パークタワー大阪堂島浜 24年5月の様子
(仮称)大阪市北区堂島浜二丁目計画は大阪市北区堂島浜にある古河大阪ビル本館及び西館を、分譲共同住宅(パークタワー大阪堂島浜)とホテルからなる複合ビルに建替えるプロジェクトです。
計画地
場所は大阪駅や各社の梅田駅から10分から15分ほど南へ下った、四つ橋筋の西側に位置しています。梅田の北東にある茶屋町付近からでも地下街でこのあたりまで繋がっています。
計画地の北には高さ195mの超高層ビルが建設される再開発案件ブリリアタワー堂島と、南の中之島フェスティバルタワーと中之島フェスティバルタワーウエストの高さ約200mにもなるツインタワーに挟まれていることがわかります。200mクラスの狭間で埋没することなく、160mの高さを確保できたのは高層ビル群好きからすると大変意味があり、喜ばしいことです。
計画概要
★事業主/三井不動産レジデンシャル株式会社
★設計者/清水建設株式会社
★所在地/大阪市北区堂島浜二丁目4番1外
★敷地面積/5,755.23㎡
★延べ面積/75,102.00㎡
★階数・高さ/地上40階・161.85m
★主要用途/分譲共同住宅、ホテル、飲食店舗
★工事着手予定/2023年5月下旬
★工事完了予定/2027年5月末
住宅フロアの中間にホテルを挟むという、近接地で進められているONE DOJIMA PROJECTと同じような構成となるようです。
◼️分譲マンション概要(パークタワー大阪堂島浜)
★総戸数/513戸
★間取り/1LDK〜3LDK
◼️ホテル概要
★客室数/220室
★開業時期/2027年春予定
★付帯施設/レストラン、バー、ゲストラウンジ、フィットネスジム
※入居ホテルについては三井ガーデンホテルズの新たなブランドタグラインとして設定される「Stay in the Garden」が本件では採用されるようです。
敷地は上から見ると逆L字となっています。南側の広い敷地に高層棟、北側の狭い敷地に低層棟が配置されます。
完成イメージ
堂島川とライトアップされた阪神高層の橋脚が足元を彩り、洗練されたその姿がより映えます。
やはり一番目を引くのは非対称デザインの頂部です。強く個性を主張し、遠くから見ても一目でわかるアンシンメトリーな頂部の輝きが、自らの矜持を誇示しているようです。
頂部のデザインは水の流れを象徴的に表しているそうです。曲線を用いたデザインの一方を高くすることで上流から下流へと流れる水の動きを表現しており、この動きのイメージは堂島川の流れとシンクロしています。
東からの夕景イメージには本件の後方にブリリアタワー堂島が描かれています。東京建物は名称に堂島のみ、三井不動産レジデンシャルは敢えて大阪を冠して大阪堂島浜。こういう名称ほんまにやめてもらえませんかね。
イメージによると煌びやさを抑えつつ、それでも最低限の品の良さは備えているといったところでしょうか。
高層棟から道路を挟んで南。堂島川沿いに設けられるANNEX棟のイメージです。川の流れと緑に囲まれて四季の移ろいを感じられるステージです。
現地の様子(2024年5月)
約4ヶ月ぶりの現地となります。ついに敷地内南側に高層棟の鉄骨が姿を現しました!この瞬間は何度見ても、どの現場であっても期待感に胸が膨らみます。
敷地内の様子をちょっと覗いてみました。敷地内の北側に建設予定の低層棟についてはまだこれからですね。
計画地の南には中之島の高層ビルが建ち並ぶ眺めは壮観ではありますが、本計画の鉄骨が成長を始めた今となっては数ヶ月で見納めでしょう。
最後は計画地の南東、四つ橋筋からの眺めです。堂島エリアの天井となったブリリアタワー堂島の足元に本計画のタワークレーンが見えています。この渡辺橋、肥後橋付近からはブリリアタワー堂島を一番美しく見ることができるのではないかと思っていますので、本計画の成長により、その美しい姿を隠されることは残念でなりません。なんとかこの2棟がともに美しくお互いを高め合うような視点場がないものか・・・。
最近、海外の投資家が日本のマンションに手を出す事も増えているそうで。そういう層に訴えるには「大阪」を冠してた方が良いという感じなのかなぁと。
コメントありがとうございます。
投資家であれ、観光客であれ「大阪」を理解した上で投資や観光しているので、タワマンや駅などに「大阪」を冠するのは結局は事業者の過剰反応ではないかと私は思っています。