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IRありきの開発?上本町ターミナル事業21年6月

「上本町駅」は一日約78,000人(2018年)の乗降客を誇り、地上7面6線、地下2面2線を有する大阪市天王寺区にある駅です。

2019年5に月に近鉄グループは「近鉄グループ経営計画 〜長期目標(2033年度)および中期計画(2019-2023年度)」を策定しました。その中で「上本町ターミナル事業」は新三大プロジェクトのひとつとして位置付けられました。

上本町ターミナル事業は近鉄グループが集積しているエリアの強みを生かし、万博・IRを契機に、今後増加が見込まれる国内外からのお客様に対応するための交通・観光情報拠点を目指すターミナル再開発を検討し、あべのハルカスを中心としたあべの・天王寺エリアから上本町までを含めた街づくりの推進を図るとしていました。

しかしながらその後コロナウイルス蔓延により状況は一変。上記の計画についても一番北のホテル計画は凍結され、中層のマンションへと変更を余儀なくされています。

そして2021年5月に近鉄グループは中期経営計画2024を策定しました。その中において上本町駅は「夢洲でのIR開業に合わせて、上本町ターミナルの交通・観光情報拠点化を継続検討」と明記されています。

2019年の内容からは2025年開催の「万博」の文字が無くなりましたが、事業については継続検討するということ、さらに「IR開業に合わせて」ということは、IRありきの計画、候補地が選定される2022〜23年までは表立った動きはないということでしょうか。

現在の「上本町駅」そのものは巨大な駅ではありますが、わざわざ遠方から人が足を運ぶほどの集客力のある施設が揃う駅ではありません。

唯一新歌舞伎がある程度ですが、それでも収容人員1500人弱に過ぎません。

「上本町駅」には近鉄直営のシェラトン都ホテル大阪が併設しています。2019年発表の上本町ターミナル事業の中には「ランドマークとなるシンボリックな建物による新名所化、ラグジュアリーホテル、MICE機能の充実したホテルの整備、都市型エンターテイメント施設の充実」とあります。

また近鉄は従来の百貨店型からテナント中心の商業デベロッパー型の店舗運営へと移行するとしています。近鉄百貨店上本町店の入るビルの老朽化や、前述のホテルの件を踏まえると、既存のホテルと百貨店の入ったビルそのものを一変させる内容であり、相当大規模な建替え計画だったのではないでしょうか。

大阪・夢洲にIR進出が確定し、開業するとなると2020年代後半とされています。候補地選定から約5〜6年といったところでしょう。IRありきという前提条件はあるものの、夢と消えたわけではない上本町ターミナル事業。2019年に描いた内容を踏襲するのか、それとも規模を縮小した内容となるのか分かりませんが、是が非でも近鉄グループのさらなる飛躍となる事業に育ってもらいたいものです。



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