成長する大阪を牽引する巨大再開発!うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟 22年3月の様子
JR大阪駅の北側で大阪最後の一等地として、、三菱地所を中心としたJV9社により建設中の国内最大級のプロジェクト「うめきた2期」は2024年の先行街びらきを目指し建設が進められています。南街区賃貸棟ではタワークレーンが3基登場し、猛烈な勢いで日々成長しています。
計画概要
★所在地/大阪市北区大深町1番39の一部、19番13の一部、19番7の一部
★敷地面積/25,262.07㎡
★延べ面積/317,249.30㎡
★主要用途/事務所、ホテル、商業施設等
★階数・高さ/地上39階・181.50m
★工事完了予定/2024年11月下旬
南街区に予定されている用途は代表的なものとして事務所、ホテル、商業施設となりますが、大ホールや小ホール、会議室を備えてMICE機能や都市型スパなど多岐にわたります。
全体完成予想図
向かって左が南街区。右が北街区となります。南街区の一番左に描かれているのは分譲棟となるタワーマンションです。
一見すると何棟が建設されるのか判ずらい形状です。低層部で繋がりそこからビルが生え揃うという形ですので、厳密に独立した別棟となると東棟と西棟の2棟ということになりそうです。
東棟と西棟の繋ぐ低層部の様子でしょうか。フロアが不規則に幾重にも重なり、緑がふんだんに取り入れられ空間を埋めていくようです。
MICE施設はコングレが事業者として内定しています。隣接するグランフロント大阪内にて同社が運営するMICE施設「ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター」との連携が期待されます。
「神戸みなと温泉 蓮」などを運営するラスイートが関西最大級の都市型スパとして東棟の3階と4階に出店します。正面に見えている建物はうめきた2期の北街区です。天然温泉をはじめとした温浴ゾーンや温浴プール、フィットネスゾーンなどで構成されますが、やはり目玉は広大なランドスケープが目の前に広がるインフィニティープール(屋外温水プール)でしょう。
入居ホテル
入居ホテルについては西棟に「ウォルドーフ・アストリア大阪」、東棟にUS(アップスケール)ホテルとしてブランドは発表されていませんが「阪急阪神ホテルズ」が入居します。また北街区には「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」が予定されています。
「ウォルドーフ・アストリア」はヒルトンの最上級ブランドとして、世界の15の国と地域にラ34のホテルを展開しています。日本では2026年の開業を目指し、東京の日本橋に出店することを昨年発表しています。今回うめきたII期には2025年上期の万博前に開業するとのことなので、こちらが日本初進出となります。
阪急阪神ホテルズのブランドは未発表ですが、どうなるのでしょうか?阪急阪神ホテルズは梅田に新阪急ホテルやホテル阪急レスパイアなどを展開しています。しかし新阪急ホテルは2024年度末に、閉店することを既に発表しています。新阪急ホテルの移転開業がベストタイミングにも映りますが、すんなりそのように決まるかどうか大変注目です。
現地の様子(2022年3月)
現在育っている鉄骨は高さ181mにもなる南街区の西棟になります。東棟は手前の敷地に建てられますが、現在はまだ地上に姿を現していません。
配置としては上記の通りです。賃貸棟は4棟のビルが建っているように見えますが、基壇部が繋がっているため、東棟と西棟とされています。
大変ごちゃごちゃしてますが、南街区ではタワークレーンが3基稼働し、1週間現場を見ないだけでアッという間に鉄骨も育ってしまいます。
手前に見えるJRの線路は将来的には都市計画道路となり、うめきたの外周道路として生まれ変わることになります。
中景の様子(2022年3月)
グランフロント方面からの眺めです。現在育っているのは賃貸棟の西棟だけですが、今後賃貸棟東棟や分譲棟まで建設されると、もはやカオスな状態となります。
福島に建つ4棟のタワーマンションが後方に見えている大阪駅方面からの眺めです。南街区のビルが建つとこのタワーマンション達も見えなくなりそうです。
現在は西棟のみに存在するタワークレーンですが、あと1〜2ヶ月もすれば東棟にもタワークレーン がお見目し、鉄骨もすくすくと育ち始めるのでしょうか。それにしてもうめきた2期は本当に成長が早いので、現地に足繁く通わなければいけません。そして入居ホテルとなる阪急阪神ホテルズのブランドもそろそろ発表されるのではないかと期待しています。
さて、これをどう数えたらいいのでしょうかね。。建築基準法では1棟でしょうけれど。立面図をアップして計算してみたら、181.50mの1棟を除く4棟うち3棟も100mを超えているようです。
コメントありがとうございます。
ビルオタ的にはもうこれは別棟扱いでカウントしていいと思ってます。