ようやく解消?ついに往来が可能となるか!?国立国際美術館歩行者デッキに係る階段等整備工事 23年9月の様子
2022年2月に開館し、連日多くの来館者で賑わっている大阪中之島美術館ですが、ひとつ不思議というか違和感のある空間があります。建物の南、道路を隔てた先にある国立国際美術館&大阪市立科学館とのアクセス用に架けられた歩道橋が未だに渡ることができません。しかしこのほど国立国際美術館側でその現状を解消するための、整備工事が進められています。
計画地
計画地は未来医療国際拠点などの整備が進む中之島4丁目に位置しています。すでに中之島3丁目から連続してデッキが整備されており、中之島美術館が開館する際には、この橋も当然開通するものと思っていました。
現地の様子(2023年9月)
大阪中之島美術館からの様子です。国立国際美術館及び大阪市立科学館はこちら!とすでに案内標識も設けられています。大阪中之島美術館としてはやることやっとんねんから、はよ渡れるようにそちらを整備してしろ!と言っているようです。
橋がなくてもそこまでお互いのアプローチに不満はありませんが(バリアフリーという観点からは不満)、架けてあるのに渡れないというのは心理的なストレアを感じます。
橋が架けられたにも関わらず、通行ができなかったのは国立国際美術館側の高低差によるものです。架けられた橋の南は国立国際美術館の管轄敷地となり、国立国際美術館は構造検証に時間を要したということですが、近隣地にありながらお互いの意思疎通が十分でなかった感は否めません。
現在広い範囲で工事が進められています。これだけの高低差を解消し、バリアフリーとなるスロープなども整備するとなると大がかりとなるのもやむを得ません。
現在国立国際美術館はリニューアルにより、2024年2月まで臨時休館となっています。そのリニューアルオープンに合わせて整備も終えられればよかったのですが、残念ながら工期は2024年の6月頃のようです。
今回の歩行者デッキに関わる整備は、普段紹介している再開発案件と比較すると小さな整備案件かもしれません。ただ大きな開発であっても細部の綻びにより、その評価に大きな影響を与えることもあるでしょう。今さら蒸し返しても仕方がありませんので、早期にこの橋は架けられているのに渡れないという不条理な現状が改善され、中之島地区の回遊性が高まることをただただ期待しています。
ダイビル側の歩行者デッキも、美術館完成から渡れるようになるまでに時間かかった気がしますが、気のせいでしたでしょうか。
コメントありがとうございます。
オープンに合わせてませんでしたっけ?最近記憶力の低下が著しくて、すぐに思い出せません。