開業まで残り約2ヶ月!箕面船場阪大前駅エントランス整備 24年1月の様子
2024年3月23日の開業を予定している北大阪急行の「箕面船場阪大前駅」では、現在開業に向け駅前のエントランス整備工事が行われています。周辺ではすでに大阪大学箕面キャンパスや箕面市の文化ホールなどがオープンし、また新たな住宅開発も始まりました。多くの人々を迎え入れる新駅エントランスは、先行する施設との一体性、連続性などの調和が図られます。
計画地
北大阪急行は2023年度に「千里中央駅」から北へ約2.5km延伸し、「箕面船場阪大前駅」はその中間駅として整備されます。大阪メトロ御堂筋線に乗り入れ、「梅田駅」と20数分で結ばれることになります。
街への出入口となる本計画は、街のシンボルであろうメインデッキにより各施設及びその周辺地域と繋がります。
完成イメージ図
改札階は地下空間ながら自然光が降り注ぎ、大変ゆとりのあるダイナミックな空間が整備されます。また同階にはカフェやギャラリー等の滞留施設も予定されています。
地下の改札階から地上2階まで直進するエスカレーターが設置されます。地上にはメインデッキと調和が図られた駅前広場では植栽やベンチなど人が集う空間が整備されます。
現地の様子(2024年1月)
約4ヶ月ぶりの現地となります。群生する巨大なキノコのような屋根もすっかりこの街に溶け込んでいるようです。
駅の北側には2棟のタワーマンションが2026年11月の工事完了を予定し建設中ですので、北方面からは今後ここまで視認はできなくなると思われます。
新駅の南には植栽も施されるポケットパーク的な空間が整備されますが、まだそれらの兆しも見えていません。
エリアのシンボルロードでもあるメインデッキと駅の結節点付近の様子です。各施設の案内表示がシンプルながらも分かりやすいですね。
新駅の改札口へと繋がる吹き抜け空間を上から覗いてみました。点灯された照明があるだけで無機質なエントランスが垢抜けた空間に感じられます。
この日のように晴れた日は自然光が差し込み、大変明るい雰囲気ですね。逆に日が落ちると、それはそれで更にいい雰囲気になるかもしれません。
既存のデッキの下に設けられている駐輪場に新御堂筋からもアクセスできるようになりました。
歩行者デッキの様子(2024年1月)
新駅の吹き抜け空間となる地下の改札階から2階レベルのペデストリアンデッキまで直通エスカレーターが整備されますが、そのデッキは計画地の西を走る新御堂筋を跨ぐように延伸されます。
新駅から西方面に繋がるデッキはすでに開通しています。
デッキは新御堂筋を超えて西船場地区に至ります。その新御堂筋の真上からは、北は箕面の峰が、そして南は千里中央のタワーマンションが見ることができます。
新駅方面を振り返ってみました。ちょこっと顔を出しているのは2025年1月工事完了予定のブリリアタワー箕面船場TOP OF THE HILLです。
通路を覆う屋根は北側のみとなります。激しい雨の日は大変かもしれませんが、晴れた日は大変開放感があって気持ちの良い連絡通路です。
新御堂筋を渡った先にあるニューエリモビルにはデッキとダイレクトに繋がっています。このあたりのビルも新駅による恩恵を受けそうですね。
デッキは最終的に西船場エリアの住宅街を南北に走る公園というか緑道にまで到達します。エレベーターも整備され、現在はまだそれほど通行する人もまばらな連絡橋ではありますが、駅開業後は多くの人がこちらを利用することとなりそうです。
ペデストリアンデッキは完全に閉じていると、雨の時は大助かりでしょうけれども、それはそれで閉塞感がありそうで悩ましいところです。
コメントありがとうございます。
近年は夏の暑さもあるので、屋根や庇があると助かります。ただそれでも全体を覆うことによる閉塞感は回避したいので、今回はまあ手頃なバランスかなとは思います。