大阪城東部地区の先駆者となる再開発!2025年後期に開設予定!大阪公立大学森之宮キャンパス整備事業 24年1月の様子
大阪市立大学と大阪府立大学は統合し、学生数約1万6000人を誇る新大学「大阪公立大学」として2022年春に誕生しました。そしてその新たなキャンパス地として、森之宮北地区に森之宮キャンパスを2025年に開校(第1期)を予定していました。ただその後残念ながら開設を延期し、2025年後期とすることが発表されています。
計画地
「大阪城公園駅」から直線距離で350mほど東に位置している計画地は、将来的には「大阪城公園駅」からデッキで直結することとなります。また大阪メトロが中央線の支線として、キャンパスの西に新駅として「(仮称)大阪公立大学前駅」が2028年春に開業を予定しています。ともにキャンパス開設時には整備されませんので、学生さんは「森ノ宮駅」から15分歩くか、もしくは「大阪城公園駅」から10分歩くこととなります。
計画概要
★敷地面積/19,317.19㎡
★延べ面積/79,588.93㎡
★階数・高さ/地上13階・59.82m
★工事着手予定/2022年11月1日
★工事完了予定/2024年12月31日
★開設予定/2025年後期
★利用学部等/全学の基幹教育、文学部、医学部リハリビテーション学科、生活科学部 食栄養学科、文学研究科、リハビリテーション学研究科、生活科学研究科 生活科学専攻 食栄養学コース
※現地に掲示されている建築計画のお知らせの工期は延長されていませんでした。
完成イメージ図
新設される森之宮キャンパスの学舎は地上13階・高さ約60m、約79,500㎡もの延べ面積の中には同大学の本部機能もあわせ持ち、「知の森」というコンセプトにて地域住民との垣根をできる限り設けず、一般にも開放する図書館なども設置されます。
最新のパースによると以前のものより温かみを感じるアースカラーが採用された外観となりました。
外壁にはコモレビスクリーンと呼ばれる縦型ルーバーを配置し、強い日差しを適度に遮り、やわらかな光を建物内部に取り入れます。
ステージスクエアと呼ばれる空間を取り囲む四方に建物が建てられることになります。
2025年開校時には学生・教職員・その他関係者を含めれば約6000人以上の人々がこの森之宮キャンパスに通うこととなります。現時点では面白味に欠けるこの街が2025年以降、若い人を中心に人が集う街へと変貌するということは大阪全体にとっても大変インパクトのある計画です。
現地の様子(2024年1月)
約3ヶ月ぶりの現地となります。鉄骨が組み合わせられ大きく育ち、重量感が増してきました。
計画地の南から東には住居が広がっているのですが、なかなかの威圧感を与えてきそうです。
最終的には高さも含め全体としてあと一回りほど大きくなるといったところでしょうか。
近隣の様子(2024年1月)
計画地の西側を走る豊里矢田線を超えた先には前述した大阪メトロ「(仮称)大阪公立大学前駅」が2028年に開業が予定されています。
今は少々不便を強いられますが、新駅の開業とともに、ペデストリアンデッキにより新たな歩行者動線も整備されますので、学生さんをはじめとする関係者の方々には待ち遠しいことでしょう。
また新駅の南、大学の西側正面(B地区)には大阪メトロがアリーナやホールなどの大規模集客施設を、新駅開業の同年となる2028年完成を目指して整備する開発構想案が公表されました。今まであまり注目されることのなかった大阪城東部エリアが、中核となる大阪公立大学森之宮キャンパスの進出に端を発し、この先4〜5年かけて新たな街を形成していくことになります。この新たな街の成長を今後も見守っていきたいですね。
この辺りの伊丹空港による高さ制限は約250m(-標高)だそうで。なおのこと梅田周辺はもっと緩和できるんじゃないの?という気になりますね。
コメントありがとうございます。
梅田は流石に厳しすぎですよね。もし何年か後に緩和したされたとしても、まう目ぼしい敷地は無くなってるでしょうね。