2031年工事完了を目指す地上57階・高さ約205mのタワーマンション!中之島5丁目3番地計画 24年8月の様子
大阪市は大阪市環境影響評価条例に基づき、(仮称)中之島五丁目3番地計画環境影響評価方法書及び要約書の写しを2024年年8月30日から9月30日まで大阪市環境局環境管理部ほかで縦覧に供し、併せて意見書の受付を2024年10月15日まで行います。
これにより関電不動産開発、エヌ・ティ・ティ都市開発、住友商事を事業者として、2031年春の完了を目指した地上57階・高さ約205mのタワーマンション計画が明らかになりました!
計画概要
★敷地面積/約9,685㎡
★延べ面積/約129,000㎡
★用途/住宅(約1,100戸)、小規模商業施設
★階数・高さ/地上57階・約205m
★工事着手予定/2026年春
★工事完了予定/2031年春
※あくまで環境影響評価方法書に記載のある内容ですので、今後変更等の可能性もあります。
計画地
計画地は京阪中之島線「中之島駅」の南に位置していますが、大阪市内の中心軸からは中途半端に離れており、陸の孤島とまでは言えないものの精神的にも行くとなるとハードルを感じる立地です。
現在中之島5丁目では土地区画整理として、いくつかある敷地を更地化し、道路や土地の区画形質の変更を行なっています。
本件はその区画整理内の南。地区計画に定められたA地区とC地区を跨ぐ約9.685 ㎡(地区内共用車路の一部を含む)が事業計画地となります。
2031年に開業予定のなにわ筋線「中之島駅」からも数分の距離となり、おそらくほぼ同時期の開業となるのではないでしょうか。
現地の様子(2024年8月)
前述の通り区画整理により医科大学前通線が廃道となります。事業計画地はこの廃道となる敷地も含まれています。
廃道となる南北道路より東側敷地の様子です。現在地下構造物の解体・撤去の真っ最中です。
廃道となる南北道路より西側敷地の様子です。アスファルト舗装されている敷地内通路あたりまでが、事業計画地となります。
廃道となる南北道路から見る西側敷地の様子です。
事業計画地を俯瞰した様子です。今回高さ制限目一杯の205mということですが、大阪市内で高さ200m超えのプロジェクトは本当にひさしぶりです。高さ規制の厳しい中之島地区や梅田地区については制限ギリギリの計画が上がってくるのに、高さ規制の緩いその他地区では150mが関の山というのは残念でなりませんね。難波あたりに250m超えのプロジェクトとか出てのこないものか。
中之島5丁目の方向性
地区計画では「関西国際空港や新大阪駅等へのアクセスが可能ななにわ筋線新駅前の立地にふさわしい、国際競争力の強化やにぎわい創出に資する業務、商業、宿泊、居住又は情報・通信機能等の複合的な機能の導入を図る」と明記されています。
今回大規模なタワーマンション計画が明らかとなりましたが、これはあくまで序章に過ぎません。アフターうめきた2期として大阪の次なる発展への期待をしっかりと受け止め、完成度の高い未来予想図を築いていただきたいと願っています。
延床面積の「平方めー」には触れないでおくとして。
ハルカスを除けばThe Kitahama以来という200m超えですね。規制いっぱいでの計画ですので、もし制限が220mとかなら220mになったでしょうか。本当に20mぐらいだけでいいから、緩和してくれないものですかね。