この夏に暫定利用施設開業!もと京橋イオン跡 23年4月の様子
大阪市都島区片町にあったイオン京橋店は2019年に閉店し、その後立体駐車場棟も含めて建物解体工事に着手されました。既存建物解体後の2022年3月、再開発の期待も虚しく跡地はコインパーキングとして供用されることになりました。噂されるJR東西線の地下化などと複雑に絡み合い、遅々として跡地利用が進まない状況ではありましたが、このほどイオンモールにより暫定利用施設の建築が発表されました。
計画概要
★所在地/大阪市都島区片町二丁目1-1
★敷地面積/約14,800㎡
★延床面積/約480㎡
★駐車台数/約190台
★一期開業/2023年夏
★二期開業/2023年秋
簡易な建物も建設されるようですが、いかにも暫定施設といった完成予想図です。イベントなどが開催できるステージのようなものも設けられるようです。
計画地
計画地はJR「京橋駅」の西側に位置し、南側には東西線が走っています。「京橋駅」はJR環状線及び学研都市線・東西線、京阪線、大阪メトロ長堀鶴見緑地線が乗り入れる、一日の乗降客数50万人を超える市内有数のターミナル機能を備えた駅です。
京橋イオン跡地は約14,800㎡と広大ですが、前述のイメージ図にて描かれているのは青矢印で示した東半分となります。190台の駐車場は西半分に設けられるようです。
現地の様子(2023年4月)
既存建物が解体され、1年以上ターミナル駅の隣接地が跡地の活用も示されることなく放置されているのは、さすがに異例ではないでしょうか。
西半分はアスファルト舗装され、コインパーキングとして供用されています。こちらが暫定施設の駐車場として利用されることになると思われます。
2019年に閉店した際には、オフィス併設の商業施設として建替えられるなどと噂されていましたが、その後遅々として進まず、今回の暫定利用施設の発表により、数年は宙に浮いた状態が続くこととなります。
計画地の南にはJR東西線が走っています。大阪市は「JR学研都市線・東西線京橋駅地下化に向けた調査検討業務」や、本エリアを含む京橋駅の広い範囲で「京橋駅周辺における公共空間再編の方向性及び利活用方策に関する検討調査業務」などを実施しています。
結局のところ本エリアはJR東西線とあまりにも隣接していることから、これらの結果を踏まえ、地下化が決定されない限り前に進まないのでしょうか?IRが認定され、ますます大阪への投資が進む中、このような状況ではエリア間競争に波に乗り遅れてしまうのではと、少々危惧してしまいます。京橋大丈夫?大丈夫?ほんまに大丈夫?
中途半端な計画になるより、時期が来るまで置いておいた方がいいとは思います。
コメントありがとうございます。
同意です!2020年台は梅田に任せて、それ以降の大阪の再開発は中之島や京橋が牽引してもらいたいですね、