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工期が伸びたようです!中之島歩行者空間整備 中央公会堂前道路整備 23年4月の様子

東からの眺め

中之島歩行者空間整備は大阪市北区中之島の中央公会堂東側において、2023年3月末工事完了を目指し、現在一部時間帯の車の侵入を禁止し実施されています。これにより2019年より始まった中之島歩行者空間整備は2023年春、ついに最終形として完結することとなります!っと思っていたのですが!工期が半年近く伸びて2023年夏の完成となりそうです。




計画地

中之島は大阪市内を流れる北の堂島川と南の土佐堀川に挟まれた東西約3キロの島です。

計画地は2021年に歩行者空間として先行整備された東洋陶磁美術館前付近と中央公会堂の間にある、北側一方通行の車道を中心とした敷地約2,800㎡の範囲となります。

計画概要

前回1月に訪問した際には工期が2023年3月31日と記されていましたが、2023年8月31日と変更されていました。

上記の整備後の完成図によると①現在北行き一方通行2車線道路の幅員を狭め1車線とする②植栽帯を減らし、歩行者通行空間によりゆとりをもたらす③現在は統一感のない中央公会堂敷地とその東に隣接する歩道および植栽帯を一体的な空間とする。主にこの3点になるかと思われます。




以前の様子

今回の整備着手前の様子です。中央公会堂前には街路樹や植栽帯が点在しています。

そして前述の統一感のない中央公会堂敷地とその東に隣接する歩道および植栽帯の様子です。舗装はアスファルトであったり、インターロッキングであったり、また段差もところどころに点在して、中央公会堂の雰囲気を引き下げる存在となっていました。

道路・路側帯の様子(2023年4月)

北からの眺め
北東からの眺め
東からの眺め

北行き1車線となる車道の様子です。道路線形は朧げながら見えてきましたが、東側の舗装がなかなか進みません。

北東からの眺め
西からの眺め

車道と歩道の間にあった街路樹については、まだ一部の植樹西留まっています。




舗装の様子(2023年4月)

東からの眺め
北西からの眺め
南からの眺め
南東からの眺め

中央公会堂の足元に舗装ブロックが敷設され、空間が一気に引き締まったように感じます。以前のアスファルト舗装とは打って変わり、一体感溢れる空間が誕生しました。

西からの眺め
西からの眺め

中央公会堂からの様子です。正面には施されたオフホワイトの長方形の周辺を、曲線を描くように異なる三色の路面が取り囲んでいる様子が見て取れます。長方形の部分が際立ち、特別な空間のようになっています。




整備済歩行者空間の様子(2024年4月)

東からの眺め
南東からの眺め
南西からの眺め

整備済みの歩行者空間の誕生により、地域の回遊性向上、また都市の魅力向上など、中之島東部という文化・集客エリアの地位も飛躍的に向上しました。本件と本件に隣接し、エントランス増築工事として2023年秋の工事完了を予定している東洋陶磁美術館により、さらに洗練された空間が大きく進化を遂げることとなります。

それにしても半年近く工事完了が後ろにずれるのは大変残念です。そもそもの工程に無理があったのか、資材の調達が当初予定通りにいかなかったのか、そのあたりはわかりませんが、日々この現場を見て歩いてる者からすると、全然進まへんなあ〜と通るたびに感じていました。なんとなくですが役所発注の整備事業は後ろ倒しになることが多いイメージです。気のせいかな?

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2件のフィードバック

  1. ぽり より:

    完成時前庭はアスファルトではなかったですよ。
    格子目地を切った半剛性舗装(昭和名称)
    いわゆる半たわみ舗装(平成)です。
    現在石畳風舗装の様な細かなカットが出来なかったので格子になりました。石畳の予算が足りず実験的に施工されました。
    数年もするとセメントミルク部分が溶け出すので、ただのアスファルトになってしまいます。
    現在薬液改良で少しは長くなっているようです。

    • osakanearfuture より:

      そうだったんですね。ただのアスファルトかと思っていました。
      いつも技術的な話からそれぞれの歴史など造詣深いコメントありがとうございます。

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