2社が応募!大阪市の負の遺産は蘇るか?!なにわの海の時空館跡 23年10月の様子
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2000年7月に大阪市住之江区の南港・咲洲海洋博物館として開館した「なにわの海の時空館」ですが、入場者数の低迷により2013年3月に閉館し、その後活用されることなく現在に至ります。このほど大阪市はこの負の遺産ともされる「なにわの海の時空館」の3回目の事業者公募を実施した結果、なんと!2社から応募があったと公表しました。
計画地
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大阪メトロ中央線「コスモスクエア駅」より海を右に見ながら歩くこと10分足らずで、現地に到達できます。
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「なにわの時空館」の建物だけでなく周辺の土地も利活用事業の範囲となっています。
現地の様子(23年10月)
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海に浮かぶドーム状の構造物を初めて見た人に、ミュージアムと言ってもにわかに信じがたいかもしれません。
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総工費176億もかけた結果、皆さんの予想通りあっさり閉館し、大阪市の代表的な負の遺産とされています。閉館から約10年となりますので、近くで見るとやはりくたびれた感が拭えなくなってきました。
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2年前にも伺っているのですが、その際に見られた釣りをする方や半裸で体を焼く方などは相変わらず多く確認できました。そしてなぜか外国人観光客の姿も何組かおられました。何目的なんでしょうね?
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海に浮かぶドームへは、こちらのエントランス建物から海底トンネルによりアプローチすることになります。
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このあたりの雑草が生えている歩道空間も今回の対象地となりますので、こざっぱりしてもらいたいですね。
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外観とは異なりガラス越しに見た館内は思いのほか、いい状態に見えました。といっても実際は劣化しているのでしょう。
夢洲(万博、IR予定地)と本計画
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「なにわの海の時空館」の背後、海で隔てられた先には2025年開催の大阪・関西万博の予定地である夢洲が見えています。また2030年には日本初のIRも開業が予定されています。
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本件との距離は直線で1キロ少々と決して遠くはありません。今まで事業者公募をしても見向きもされなかった本件が、今回2社の応募があったことはこれら万博やIRと無縁ではないでしょう。
今後は10月に応募者のプレゼンテーションが行われ、11月中旬の提案審査、11月後半の価格提案審査を経て、12月には契約締結の予定となっています。
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事業者の辞退という可能性もありますので、まだまだ予断を許しませんが、なんとか万博開催に間に合わせ、半球をサイバー感満載に彩り、会場である夢洲と咲洲が共鳴し、会場内だけでなく湾内を行き交う船からもその様子を観覧できるような一体感を持った光の演出など華やかな仕掛けができないものかと期待しています。
建てられた時期が時期故に、今じゃあり得なさそうなデザイン性の高さは良いのですが、何の利益に繋がると思って建てたんだ?と176億あればもっと有意義な事出来たろと、問いただしたくなりますね。
コメントありがとうございます。
責任を取らなくていいというのは、ある意味活動的になりますね。まあ我々の税金なんですけどねー。