ガラス張りのエントランスもお目見え!大阪市立東洋陶磁美術館エントランス増築工事 23年5月の様子

1982年に開館した大阪市立東洋陶磁美術館は高麗・朝鮮時代の朝鮮陶磁、中国陶磁を中心に国宝2件、国の重要文化財13件を含む約4000点を収蔵する美術館です。現在2024年春頃の再オープンに向けてリニューアル工事中です。
計画地

東洋陶磁美術館は中之島の西、京阪「なにわ橋駅」のほぼほぼ上に位置しています。それ以外「北浜駅」「淀屋橋駅」「大江橋駅」からも徒歩圏内となります。
計画概要

現在のエントランス部である建物の西側が大幅に増築されることとなります。

以前は2023年秋頃!とされていた休館期間ですが、半年ほど伸びて2024年(令和6年)春頃になりました。
現地の様子(2023年5月)






約3ヶ月ぶりの現地となりますが、増築されるエントランス部の北、南、西の三面にガラスがはめられていました!以前の暗く、来館者を拒むようなものから明るくウェルカム感にあふれたエントランスへ生まれ変わります。
計画地周囲の様子(2023年5月)



現在計画地の西にある大阪市中央公会堂前でも夏頃の完成を目指した空間整備工事が実施されています。本件の完成後には中央公会堂と本件が、お互いを高め合う存在としてひとつの空間を形成してくれそうな予感です。


現在本件の南には2021年に車道が廃止され、雰囲気が一変した歩行者空間が広がっており、訪れた時にはベルギービールウィークエンド大阪という催しのため、露天が何件も出ていました。数年前は道路に分断されていたこの地が、今や人の集う空間として生まれ変わり、さらにイベントなども開催されるようになりました。
本件の完成により各施設が呼応しあって、調和の取れたものとなり、中央公会堂前が大阪を代表する文化施設の集積地に相応しい空間へと成長していくのではないでしょうか。またその景観も多くの人々に認知され、梅田や道頓堀とはまた異なる大阪の代表するものとして認知されるまでに育ってほしいですね。
最近のコメント