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大阪の未来を担う大規模再開発となるか!中之島五丁目地区地区計画 23年12月の様子

南西からの眺め

大阪市は2023年8月29日、古くから大阪の経済・文化・行政の中心地である中之島5丁目地区を「中之島5丁目地区地区計画」として原案を公表しました。現在敷地内では土地区画整理事業として更地化の工事が進み、また隣接するなにわ筋ではなにわ筋新線が予定され、今後アフターうめきた2期として大阪のさらなる発展への期待と注目が集まることになります。




計画地

位置図

計画地は京阪中之島線「中之島駅」に隣接し、2031年に開業予定のなにわ筋線「中之島駅」ともおそらく直接繋がることになると思われます。

位置図

地区計画の範囲は約9.6haと中之島5丁目のほぼ全域を網羅し、それらはAからCまでの3つの地区に分けられています。北東角にあるルイシャトレ中之島というマンションの敷地だけが、地区計画には含まれませんでした。

位置図

B地区はリーガロイヤスホテル大阪やグランキューブ大阪などが現役バリバリで稼働中です。一方でA地区とC地区では建物の姿はほぼなく、現在は更地化工事などが実施されています。

そして更地化が進むA地区とC地区に加え、B地区のリーガロイヤルホテル大阪の既存建物が建つ敷地を含めた範囲が、現在土地区画整理事業として進行しています。




A地区の様子(2023年12月)

労災保険関係成立票
労災保険関係成立票
東からの眺め
西からの眺め

敷地面積約41,000㎡のA地区の様子です。A地区でも南側では地下構造物の解体や更地化の工事が進行中です。

労災保険関係成立票
北からの眺め
北からの眺め

結婚式場「ラソールガーデン大阪」跡となるA地区の北側では数ヶ月前までは埋蔵文化財発掘調査が実施されていました。現在ではそれらを終え、工事としては一息ついたように人や重機の出入りは落ち着いています。




C地区の様子(2023年12月)

労災保険関係成立票
南からの眺め
南西からの眺め

敷地面積約7,000㎡のC区画の様子です。地区計画によると「周辺環境に配慮・調和した教育機能の導入を図る」とされています。2024年春に開学する中之島小中一貫校のグラウンドとされるという噂もありますが、地区計画の文言からするとその内容に該当するような気もしますが、はたしてどうなりますか。




俯瞰した様子(2023年12月)

A地区(NTTコミュニケーションズ中之島ビル)
A地区
A地区
A地区
C地区

既存建物がすっかり姿を消したA及びC地区の様子です。両地区内に残されているの建物は2023年8月に閉鎖されたNTTコミュニケーションズ中之島ビルが残るのみとなっています。




中之島5丁目の方向性

地区計画ではC地区は前述の「教育機能の導入を図る」とされています。またB地区ではもうすでに既存施設が敷地を余すことなく供用されていますので、今後再開発で大きく変貌を遂げると期待されるのは敷地面積約41,000㎡を有するA地区になるかと思います。

A地区

地区計画では「関西国際空港や新大阪駅等へのアクセスが可能ななにわ筋線新駅前の立地にふさわしい、国際競争力の強化やにぎわい創出に資する業務、商業、宿泊、居住又は情報・通信機能等の複合的な機能の導入を図る」と明記されています。

用途についてはあまりにも幅広く書かれており、よく言えば多種多様な人々が集まるグローバルな街、悪く言うと方向性もブレブレでまとまりのない街と、どちらにも取れてしまいます。

西からの眺め

現在行われている土地区画整理事業はおおよそ2026年初頭までの工期のようです。また街開きは2031年開業のなにわ筋線に合わせてということであれば、まだまだ時間はありますので、アフターうめきた2期として大阪の次なる発展への期待をしっかりと受け止め、完成度の高い未来予想図を築いていただきたいと願っています。

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2件のフィードバック

  1. さんたん より:

    関電と阪急がタッグを組んで、国に航空法の高さ規制の緩和を働きかけてほしいなと思ったり。

    • osakanearfuture より:

      コメントありがとうございます。
      高さ規制は本当に緩和してほしいですね。ただ大阪市内のオフィスビルが軒並み150mを超えてこないのであれば、緩和されたところでどうなんだろう?というネガティブな気持ちにも最近はなってきました。

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