年末にはスッキリ!大阪の魅力向上!中之島歩行者空間整備! 中央公会堂前道路整備 23年10月の様子
中之島歩行者空間整備は大阪市北区中之島の中央公会堂東側において進められています。これにより2019年より始まった中之島歩行者空間整備はついに最終形として2023年末に完成することとなります。
計画地
中之島は大阪市内を流れる北の堂島川と南の土佐堀川に挟まれた東西約3キロの島です。
計画地は2021年に歩行者空間として先行整備された東洋陶磁美術館前付近と中央公会堂の間にある、北側一方通行の車道を中心とした敷地約2,800㎡の範囲となります。
計画概要
上記の整備後の完成図によると①現在北行き一方通行2車線道路の幅員を狭め1車線とする②植栽帯を減らし、歩行者通行空間によりゆとりをもたらす③現在は統一感のない中央公会堂敷地とその東に隣接する歩道および植栽帯を一体的な空間とする。主にこの3点になるかと思われます。
上記の整備後の配置図には2022年秋頃(予定)とされていたのが、まったく終わる気配がなく、2023年1月に訪問した際には工期が2023年3月31日と現地に掲示されていました。そして4月訪問時には2023年8月31日と変更され、8月にはとうとう2023年12月28日までとなっていました。
現地の様子(2023年10月)
工期がどんどん延びてヤキモキしていましたが、完成後の姿がようやくイメージできるようになってきました。
前回はアスファルトが敷設されていた車道が新しく舗装されていました。これはコンクリート舗装?
インターロッキング舗装の歩行者空間と色合いの調和がとれています。整備前の舗装はアスファルトであったり、インターロッキングであったり、また段差もところどころに点在して、中央公会堂の雰囲気を引き下げる存在となっていました。
またその段差も随分と解消されました。車道と歩道についても上記画像のように段差はほぼありません。この車道整備は段差があるのとないのでは、空間の一体化が大きく変わってきますので、本当にホッとしました。
この車道には栴檀木橋から一方通行にて進入してくることになるのですが、はたして恒常的に車道として供用されるのでしょうか?今のところ車止めなどは設けられていませんが、先の段差の件も含めて、緊急時やイベント開催の搬入車限定で使われてるのが良いのではないでしょうか。
最後は歩行者空間を東西それぞれから見た様子です。
訪れた日は平日の夕方前でしたので、行き交う人も腰を下ろしゆったりと時間を過ごす人もまばらではありましたが、この空間に身を置くことに安穏としているようでした。
遅々として進まね整備、何度も後退する工期に苛立ちすら感じましたが、中央公会堂の東では2024年リニューアルオープンを予定の大阪市立東洋陶磁美術館も控え、それらも含めて一体となった歩行者空間の誕生により、中之島東部という文化・集客エリアの地位、また都市の魅力も飛躍的に向上することになります。
道路をウンニカするような工事は時間かかるんですかね?