工事完了まで約1年!高さ約140m!総戸数700戸を超える十三のランドマーク計画! ジオタワー大阪十三 25年4月の様子

大阪市はもと淀川区役所跡地等活用事業において、阪急阪神不動産と高松建設のグループを開発事業予定者に決定し、2020年10月29日に基本協定書を締結しました。「十三地区のブランド向上」、「にぎわいづくりや交流促進」、「淀川区政推進への寄与」が期待でき、隣接民有地を活用した十三のランドマークとなる複合施設が計画されています。その中で東敷地にはジオタワー大阪十三として超高層タワーマンションが建設されます。ちなみに近畿圏以外の人は意外とご存知ないかもしれませんが十三は「じゅうそう」と呼びます!
計画概要

★所在地/大阪市淀川区十三東1丁目21-3他
★敷地面積/7,274.38㎡
★延べ面積/84,478.53㎡
★階数・高さ/地上39階・142.99m
★主要用途/集合住宅(分譲)712戸、店舗、市立図書館、学校図書館、郵便局、保育・学童施設、民営駐輪場、事務所
★工事着手予定/2022年8月上旬
★工事完了予定/2026年5月末日
※影が映り込んでしまいましたので、次回訪問時にあらためて撮影します。
計画地

計画地の最寄駅となる阪急の十三駅は、大阪市内で一番北に位置する歓楽街です。梅田駅から京都線、宝塚線、神戸線の列車どれに乗っても3〜4分で到着します。

十三駅から徒歩1〜2分の南東に位置し、前面に淀川通りが走っています。主となる東側の広い敷地(A:東敷地)と道路を隔てた西側の狭い敷地(B:西敷地)、ふたつの敷地から構成されています。
完成イメージ図



今まで存在しなかった140m超のビルの出現は、十三の風景を一変させ、低層階の雰囲気は十三そのもののイメージを大きく変えてくれそうです。


上記のイメージは当初計画のものであり、建物は若干ブラッシュアップされています。各施設の配置については概ね変化ありません。東西両敷地の間も常緑樹が植えられることになり、また低層階の各フロアにも緑が多く施されるので、雰囲気が一変することでしょう。

淀川通に面した足元には、東西両敷地合わせて約2,700㎡もの豊かな公開空地を設け、周辺地域にゆとりを与えます。淀川通り沿いについては公共歩道と合わせて8mの幅員を確保し、安全な歩行者道路を整備します。また高層棟の高層部は淀川通から約30mセットバックさせることにより、日影と圧迫感を低減します。


ゲートガーデンと呼ばれる淀川通に面する約2,400㎡の公開空地は、2階の図書館などへ繋がる大階段とともに地域のコミュニティの顔となり、マルシェや防災イベントを定期的に開催するなど新たな交流を育みます。

一方淀川へと誘う参道沿いとなる敷地西側はウォーターガーデンと称され、生態系や環境に配慮した淀川⽔系に⾃⽣する植物を採用し、静寂な水盤に豊かな緑を写します。
現地の様子(2025年4月)



約9ヶ月ぶりの現地となります。30〜31階あたりまで構築されていますので、早くもゴールが見えてきた感があります。




最近は大阪市内では総戸数200戸前後のシュッとしたタワーマンションが多いので、総戸数700戸を超えてくると非常に重量感を感じさせます。ちょっとふてぶてしいな。


淀川の河川敷からの様子です。毎年開催される「なにわ淀川花火大会」はここからすぐ下流付近より打ち上げられます。マンションに住まわれる方はまさに特等席ですね。



少々距離を取ってみました。十三のランドマークとして孤高の存在だけに「駅前の高いビル」だけで通じるのでしょうね。実際それだけ周りに高いビルがありません。



さらに距離を取ってみました。離れてみてもその厚み、質量感は十分に伝わってきます。
近くで撮ろうとすると、どこから撮っても電線が五月蠅そうで辟易しますね。
コメントありがとうございます。
こちらの案件だけでなく、どこの現場でも電線が干渉してきます。なんとかならないものか…