敷地内の樹木が伐採撤去!まもなく工事着手?難波宮跡公園(北部ブロック)整備 24年1月の様子
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3294-1024x690.jpg)
大阪府と大阪市は2050年の難波宮跡遷都1400年に向け、国指定の史跡「難波宮跡附法円坂遺跡」の保存活用を図り、未来へと継承するために、歴史魅力あふれる難波宮跡のイメージを体感できるよう、公園整備や難波宮跡全体を活用したにぎわい創出を担う整備・運営事業者を募集したところ、学識経験者などの審査と評価を経て、NTT都市開発を代表構成員とするグループが選定されました。
計画地
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2022/02/img_0795.jpg)
計画地は大阪城公園の南、大阪メトロ中央線谷町四丁目駅から徒歩数分に位置しています。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2022/02/img_0780.jpg)
北部ブロックは大阪城公園に隣接していますが、南部ブロックについてはやや歩くこととなります。また南部ブロックは複数の敷地にて構成されています。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3313-1-1024x681.jpg)
南北両ブロックをぶった斬るように、中央大通りと阪神高速13号東大阪線が走っています。
完成イメージ図(北部ブロック)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2022/08/img_1427-1024x723.jpg)
芝生広場や駐車場、駐輪場、そしててレストランやカフェ、スイーツ店などが入居する4棟の低層の建物が2025年春に営業が開始される予定です。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2022/08/img_1429-1024x554.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2022/08/img_1430-1024x583.jpg)
計画地内の東には芝生広場も整備され、そこそこに人々が寛ぐ姿が描かれています。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2022/08/img_1428-1024x572.jpg)
後期難波宮の内裏正殿基壇のあった箇所に、それを模した施設も整備されるようです。こちらは今回の北部ブロックのさらに東側にある史跡指定地の様子です。
北部ブロックの様子(2024年1月)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3262-1024x711.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3306-1024x702.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3302-1024x702.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3293-1-1024x703.jpg)
敷地の周りはネットフェンスで囲われています。「お知らせ」によると敷地内の樹木の撤去は2023年10月頃より開始されていたようです。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3260-1024x691.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3258-1024x714.jpg)
敷地内は元よりそれほど高い木はなく、低木と雑草が中心だったのですが、それらもすっかり姿を消し、荒涼な空き地が広がっています。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3266-1024x706.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3276-1024x718.jpg)
イメージパースによると駐車場、駐輪場、そしててレストランやカフェ、スイーツ店などが入居する4棟の低層の建物は敷地の西側に整備されます。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3296-1024x697.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3288-1024x703.jpg)
個人的にはそのような商業施設ではなく、芝生広場に興味が惹かれます。季節によっては過酷な環境とはなりますが、芝生で寝転がるというのは何とも形容し難い魅力があります。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3272-1024x705.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3282-1024x690.jpg)
敷地の東には本計画と同じ事業者であるNTT都市開発により高層ホテル(パティーナ大阪)が建設中です。その「パティーナ大阪」を施工している竹中工務店の作業事務所が本計画敷地内に置かれています。また敷地の南西には簡易の作業員宿舎らしき建物もあります。遠方の方もこちらの工事に従事されているのでしょうか。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3269-1024x703.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3301-1024x711.jpg)
それにしても広い!敷地面積はおそらく2.8haほどでしょうか。大阪市内中心部にこれだけの敷地があるのに大規模な開発ができないのは、少々もどかしさもありますが、大阪の悠久の歴史を感じられる土地ではありますので致し方ないでしょう。
隣接地区との繋がり
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2024/01/img_3316-1024x703.jpg)
前述しましたが、計画地の後方(東)に本計画と同事業者であるNTT都市開発により建設中のホテルが見えます。シンガポールのカペラホテルグループにより「パティーナ大阪」として、客室数約220室を備え2025年春の開業を予定しています。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2022/08/img_1426-1024x588.jpg)
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2022/02/img_0787.jpg)
本計画はこの「パティーナ大阪」の内庭的な存在として、一体的なものとして開発されることになります。また開業時期につきましてもともに2025年春となっていますので、おそらく同時開業。もしくは短期間内で順次開業となるでしょう。
![](https://osakanearfuture.com/wp-content/uploads/2021/12/img_0623-1024x587.jpg)
今回の本計画単体で見ると地味な内容かもしれませんが、同時期オープンにより「パティーナ大阪」としては自らの庭を手にすることができ、やや孤立する立地を補い、その中に連続性、親和性のある空間を創造できることから大変有意義なものとなると思われます。
難波宮跡公園では、今後ぜひ大極殿の復元をしてもらいたいです。
というか国家主導で行うべきでしょう。こここそ今の日本国家体制はじまりの地なんですから。
単なる観光地整備ではなく、歴史教育の場としてです。
コメントありがとうございます。
歴史的な見地からすると、放置されたような現在の状況は甚だ痛々しく、許しがたいというのも理解できますね。
ただ南ブロックの雰囲気、それはそれで個人的にはなんか好きなんですよね。
「てんしば」のようになってくれると理想ですが・・・。てんしばに比べて、駅から微妙に遠いのがネックになりそうな感じですね。
コメントありがとうございます。
むしろ「てんしば」が人が多すぎると思いますので、ちょうど折り合いのいいキャパになるのではないでしょうか。そう考えると「うめきた2期」の緑は全然足りないと思いますね。