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万博までに整備される大阪と京都伏見が繋がる淀川航路! 淀川大堰閘門整備! 24年3月の様子

南東からの眺め

2021年8月政府は第2回国際博覧会推進本部において、大阪府・大阪市・関西広域連合等からの要望を受け、2025年に開催される大阪・関西万博に関連するインフラ整備計画が決定されました。その中の「にぎわい・魅力の向上」項目の中に「淀川舟運活性化」として淀川大堰に閘門を設け、2025年開催の大阪・関西万博開催前に整備されることとなりました。




計画地

淀川大堰は都島区と北区の境となる地点、河口から約10km上流に設けられています。

出典:国土交通省近畿地方整備局

堰とは河川の流量を制御する目的で設けられた河川を横断する構造物ですが、新たな閘門が設置される箇所は、大堰と繋がる普段から立ち入りが禁止されている人口の洲のような箇所に設けられます。




計画概要

出典:国土交通省近畿地方整備局

現在淀川上流と大阪市街地を流れる大川は毛馬閘門を経て船の往来が可能となっています。ただし淀川大堰により、上流と下流は船の往来ができなくなっています。

出典:国土交通省近畿地方整備局

整備後は大川に加えて、淀川下流と淀川上流が結ばれますので、複数の就航コースが生まれ、沿川のにぎわい活性化に繋がります。

出典:国土交通省近畿地方整備局

閘室と呼ばれる水路は幅約20m、延長約70mと日本最大の規模を誇り、500t台船であれば1隻、定員100名程度の大型観光船であれば、4隻が同時通過可能です。

出典:国土交通省近畿地方整備局

そもそも閘門とは水位の差のある水面の間を結ぶエレベーターの役割を担うものです。




現地の様子(2024年3月)

南西からの眺め
南西からの眺め
水からの眺め
南からの眺め

約半年ぶりの現地となります。大堰より下流付近の様子です。立ち入れる範囲が現場から離れているので、細かな進捗までは把握できません。

南からの眺め
南東からの眺め

船を収容し、前後を仕切った閘室と呼ばれる空間らしきものも見えています。

案内看板
労災保険関係整理票等

こちらでは工期が2024年10月15日までとなっています。工事完了後、動作確認などにより安全に機能することを確かめた上で、2025年の万博開催までに定期船の試験運行などが実施されるのではないでしょうか。

南東からの眺め
東からの眺め

最後は大堰より上流から現地を見た様子です。個人的に自宅から近いので淀川の土手は頻繁に歩いています。川風に吹かれ、ゆったりした流れを見ていると、なんとも言えない心地よさに心が弾んできます。その流れの中に京都と大阪を行き交う船を見ることができる来年が待ち遠しい!

万博開催に伴う航路

出典:国土交通省近畿地方整備局

この淀川大堰の閘門が整備されることにより、現在大阪市内から枚方まで観光船を運行している京阪ホールディングスは万博会場である夢洲と京都の伏見を繋ぐ定期航路を検討しています。

2025年の夢洲での万博開催を機に、河川舟運を復活させる機運が高まってきました。その中の多くは万博開催期間だけでなく、開催後も恒常的に航路とする事を前提としているようです。日常的にオープンデッキの観光船も運行していただければ、新たな観光資源として水都大阪の魅力をさらに高めてくれるのではないでしょうか。

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