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夢洲の万博会場と淀川上流が航路で繋がる!淀川大堰閘門整備! 22年1月の様子

2021年8月政府は第2回国際博覧会推進本部において、大阪府・大阪市・関西広域連合等からの要望を受け、2025年に開催される大阪・関西万博に関連するインフラ整備計画が決定されました。その中の「にぎわい・魅力の向上」項目の中に「淀川舟運活性化」として淀川大堰に閘門を設け、2025年開催の大阪・関西万博開催前に整備されることとなり、2022年1月起工式が行われました。

計画概要

現在淀川上流と大阪市街地を流れる大川は毛馬閘門を経て船の往来が可能となっています。ただし淀川大堰により淀川大堰より上流と下流は船の往来ができなくなっています。

整備後は大川に加えて、淀川下流とも淀川上流が結ばれますので、複数の就航コースが生まれ、沿川のにぎわい活性化に繋がります。

計画地

淀川大堰は河口から約10km上流に設けられています。そもそも堰とは河川の流量を制御する目的で設けられた河川を横断する構造物です。

その淀川大堰と左岸とを繋ぐ人工洲(正式名称がわかりません)のような構造物に水路を造り、そこに閘門を整備します。



現地の様子(2022年1月)

南西からの眺め
南西からの眺め
南西からの眺め

すでに閘門が設置される箇所には工事のための手が入っているようです。

南からの眺め
南東からの眺め
南東からの眺め

まずはこの人工洲(何度も言いますが正式名称がわかりません)に水路を設けるため、この構造物を一部解体することになるかと思います。手前に見えている工事車両は本件とは関係ありません。

万博開催に伴う航路

淀川大堰から下流(西)の眺め

この淀川大堰の閘門が整備されることにより、現在大阪市内から枚方まで観光船を運行している京阪ホールディングスは万博会場である夢洲と京都の伏見を繋ぐ定期航路を検討しています。

運行される船ですが、現在毛馬閘門を経て大阪市内と枚方を結ぶ航路にて使用されている船は定員35名ほどのものとなります。完成時のイメージパースにて描かれている閘門もそれほど大きなものではありません。現在の毛馬閘門と同規模程度となると往来する船の大きさも限られてきます。また淀川の水深の問題も上流に行くほど顕著となってきます。終点となる伏見港は淀川の支流となる宇治川に整備されるので、輸送力はのかなり制限は出てくるかと思います。

願わくば現在大川で運行されている「ひまわり」のようにオープンデッキがある船であれば、より開放感もあり、船上での催しの幅が広がって楽しめるのではないかと思いますので、可能な範囲で一部の航路には設けてもらいたいものです。




十三付近からの淀川の眺め

2025年の夢洲での万博開催を機に、河川舟運を復活させる機運が高まってきました。本計画だけではなくいくつかの航路計画が発表されています。大川においてはすでに航路がいくつか整備されていますが、淀川大堰の閘門整備により淀川においても観光船が行き交う光景が万博後にも日常となれば、川や水との繋がりがより密接となり、水都大阪の魅力もさらに高まると思います。



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2件のフィードバック

  1. さんたん より:

    昭和の時代にドブ川だったと言え、短絡的な考えで西横堀川に長堀川を埋め立ててしまったのが、今となっては悔やまれるような気がします。

    • osakanearfuture より:

      コメントありがとうございます。
      あの時代ではそのような判断もやむを得ないでしょうね、
      ただ残ってたらどのような光景が見られたのか、それはそれで興味はあります。

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