将来的にはマーケットサウンディングから民間主導の再開発!?もと大阪第2法務合同庁舎跡 24年3月の様子
2023年1月に大阪第2法務合同庁舎内の機能は大阪第6地方合同庁舎へ移転しました。1977年竣工の建物は閉鎖され、おそらく今後解体されるものと思われますが、その後1年以上手付かずの状態となっています。
計画地
計画地は大阪メトロ及び京阪の「天満橋駅」から南へ約10分ほどでしょうか。周囲には大阪府庁や大阪府警本部など、いわゆる大阪の官庁街に位置しています。
南北に細長い長方形の敷地は面積4,700㎡を超えていますが、谷町筋に面しているのは一部にすぎません。
現地の様子(2024年3月)
こちらの敷地は2021年4月に国有財産保有審議会において、将来において行政需要が生じる可能性かつ一度手放すと再取得が困難となることを踏まえ、将来世代に残しておくべき、有用性が高く希少なものとして、今後も国が所有権を留保する土地として選定されています。
今後は地方公共団体に導入すべき機能等に関する意見を聞き、必要に応じて民間へのマーケットサウンディング等も行って地域のニーズを把握し、利用方針案を検討することとなっています。
ただこの敷地内では木々の剪定が今まさに実施されていました。ということは当面はこの状態が続くということでしょうか?
西側から見る様子とは異なり、東側から見ると大変南北に長い立派なビルであることが伺えますが、耐震性能が不足し、経年劣化により壁面剥落等が生じていました。
場所柄、本件の南に軒を連ねている司法書士事務所の様子です。営業してんのかな?という雰囲気の事務所も何軒かありますが、将来的に大阪第2法務合同庁舎跡地の再開発が始動した際にこちらはどうなるのでしょう?
敷地をぐるっと一周して、谷町筋沿いの建物正面に戻ってきました。先日まで敷地内の西側、植栽や隣接地とのコンクリート壁を撤去する工事が実施されていましたが、ここだけ更地にする意味はなんなのでしょうか?このような自分が理解できない変化を見ると、ついつい大きな動きの端緒となるのでは!と色めき立ってしまいます。
この大手前地区では本件のみならず、旧大阪府公館なども解体が検討されています。どのような用途となるか不明ですが、国と府が上手く足並みを揃えることができれば、次世代の大阪を担う一大再開発用地の集積地となるかもしれません。
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