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大阪府・大阪市により大阪IRの区域整備計画案の骨子が発表される! 21年12月

大阪府と大阪市は2021年12月21日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の区域整備計画案の骨子を発表しました。MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの運営事業に加え、関西企業などを中心に20社で構成される新会社「大阪IR株式会社」を設立し、早ければ2029年秋の開業を目指すこととなります。

計画地は大阪市此花区の人口島である夢洲となり、敷地面積は約492,000㎡にもなる広大な広さです。現在はまだ開通していませんが、2025年には大阪メトロ中央線が延伸していますので、鉄道アクセスでのアクセスは確保できています。そして初期投資額は約1兆800億円。事業期間は35年間となります。

施設配置

施設は「関西ゲートウェイ」ゾーン、「イノベーション」ゾーン、「ウォーターフロント」ゾーン、「結びの庭」ゾーンとそれぞれの方向性を持つ4つの区画にゾーニングされます。

大阪・関西を世界とつなぐゲートウェイとなるよう、ここにしかない最高のエンターテイメントと未来を創出するイノベーションにより、「人・モノ・投資、情報・才能」「大阪・関西・日本の過去、現在の未来」「大阪・関西と日本と世界」などあらゆるものを「結ぶ」起点となることを目指しています。

オープンスペースである「結びの庭」を中央に配し、その周りを各ゾーンの中心となる施設が取り囲んでいます。またフェリーなど海からのアプローチはフェリーターミナルを抜け、人工地盤に導かれるようにダイレクトに「結びの庭」へと繋がっています。

MGM大阪(関西ゲートウェイゾーン)

外観イメージ

MGM大阪まさにこの大阪IRの中心となる建物であり、多くの施設が集積しています。スイートルームの平均客室面積が105〜135㎡となる最もハイエンドの富裕層を対象としたスーパーラグジュアリーホテル、そしてカジノ機能が設けられます。

外観イメージ

またエンターテイメント施設として「夢洲シアター」と劇場が設けられ、世界的なアーティストによるコンサートや映画・音楽などの授賞式に加えて、グローバルなコンテンツ展開を行うエンターテイメント企業や世界で活躍するクリエイティブなアーティスト・パフォーマー等とコラボレーションし、新しいエンターテイメントを発信します。そして大阪・関西・日本の新たな才能の発掘と育成にも取り組んでいきます。

物販施設施設も充実し、世界トップクラスのハイブランドをアジア有数の規模で集積させ、非日常的なショッピング体験を提供します。

MUSUBIホテル(関西ゲートウェイゾーン)

外観イメージ

ファミリー客から富裕層まで幅広い層をターゲットとするアッパー・アップスケールグレードの多世代型アクアリゾートホテルです。

関西ツーリズムセンター(関西ゲートウェイゾーン)

外観イメージ

関西ツーリズムセンターはMGM大阪とMUSUBIホテルの間に設けられ、日本各地の魅力ある映像を投影したり、地域・テーマ別に観光体験を紹介するショーケース機能と、AIによる旅行相談や対面型の旅行相談窓口を備えたコンシェルジュ機能という2つの機能、そしてバスターミナルも併設し、夢洲から大阪内外へ観光客を送り出す、日本観光のゲートウェイ形成を目指します。

MICE施設(イノベーションゾーン)

イメージ図

全ての部屋の収容人員が12,000人以上とな国際会議場は合計の床面積が約12,960㎡ともなります。最大会議室は6,000人以上を収容できる最大国際会議室となります。各国との首脳級会談、閣僚級会合等の重要な国際会議等にも対応可能な機能を整備します。

また展示施設は高さ約8m以上を確保し、見本市やフェスティバルなど様々なイベント開催に対応できる約10,000㎡の面積を有するホールを2つ設けます。また大規模なMICEイベントにおける一体利用を想定し、MICE施設に隣接して屋外イベントスペースも配置されます。

今後のスケジュール

2021年12月区域整備計画の骨子案公表
2022年2月~3月大阪府議会、大阪市議会の同意
2022年4月区域整備計画を国へ申請
2022年夏以降政府が区域整備計画を認定(最大3か所)
2023年度以降土地の引き渡し・工事着工
2029年開業

順調に行けば2022年夏以降に計画が認定されることとなりますが、何につけてもスピード間に乏しい我が国のことですので、国にボールを預けた後の工程、そして公平な評価をしてもらえるか、多少不安な点もあります。

今回紹介した内容は一部に過ぎず、まだまだ多くの施設が用意されています。いずれにしても我が国初のIRということで、開業に至るステップは大変困難であり、今後もまったく問題がない、100点満点、順風満帆ということはありません。それでもここまで来たのであれば、是非とも実現していただきたいプロジェクトです。おそらく1年後には認定されるか否かの決定は出ていることでしょう。画餅に帰すか夢の地図を手に入れるか。今からどきどきです。

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2件のフィードバック

  1. さんたん より:

    個人的には夢洲へのアクセスは、中央線は今の計画通り、JR桜島線は桜島駅から夢洲へ直行、京阪中之島線は中之島駅から西九条を経て、北港通を通ってUSJの北側を抜けて舞洲経由で夢洲となったらいいなと思ってます。京阪はいっそのこと阪神と千鳥橋辺りで相互直通運転してもいいかもしれません。規格は似通っているので、ホームドア設置云々に関しても問題は小さいかと思います。線路容量を別にすればですが。

    • osakanearfuture より:

      コメントありがとうございます。
      万博までは中央線の延伸で問題ないでしょうが、IRが確定となると少なくともJRの延伸は不可避だと思います。もちろん願望込み込みですが。
      京阪は…どうるなるでしょうねー。

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