「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」とテレビ大阪新本社の複合ビル再開発!川沿いのテラス空間もお目見え!(仮称)大手前一丁目プロジェクト 23年12月の様子
(仮称)大手前一丁目プロジェクトは大阪市中央区大手前の日本経済新聞大阪本社跡に、2023年12月工事完了を予定し建設されているホテルやテレビスタジオなどからなる複合ビル計画です。
計画概要
★所在地/大阪市中央区大手前一丁目1番1の一部、1番2の一部、1番3の一部、1番4の一部
★敷地面積/4,372.56㎡
★延べ面積/38,809.55㎡
★階数・高さ/地上21階・97.93m
★工事完了予定/2023年12月31日
複合ビルの主要用途はホテル、事務所、テレビスタジオで構成されます。1階〜4階までは隣接するビルからテレビ大阪が移転し、本社機能及びテレビスタジオを開設します。また6階〜20階までは関西初進出となるヒルトンのアップスケールホテルブランドであるダブルツリーが、ダブルツリーbyヒルトン大阪城として2024年春より営業を開始します。
計画地
計画地は最寄駅となる京阪及び大阪メトロ谷町線の天満橋駅から、徒歩約7〜8分東に位置します。大阪を代表する観光地である大阪城公園の敷地にも隣接し、天守閣までは歩いて20分ほどと適度な距離間です。
外観完成イメージ図
計画地北からの眺めとなりますが、左後方に大阪城天守閣。そして右上に天神祭をイメージしたと思われる花火が描かれています。
北西からの眺めとなります。大きなガラスが嵌められているテレビ大阪が入居する下層階と比べると、ダブルツリーbyヒルトン大阪城の上層階はあまり面白味がありません。
テレビ大阪
日本経済新聞社グループの情報発信拠点としてテレビ大阪が入居するビルはセキュリティや防災機能に優れ、放送機能の更新と放送の継続性が一層強化されます。さらにイベントの開催や賑わいを演出し、地域の活性化も図られます。
またビルの北側の寝屋川沿いには水辺に桜を配し、大阪城公園へと続くテラス空間を設け、敷地の東西には憩いと賑わいの空間となる多目的広場を整備し一般に開放します。
ダブルツリーbyヒルトン大阪城
関西初進出となる同ホテルは6階から20階までの15フロアに入居し、総客室数377部屋の客室のほか、レストラン、カフェバー、フィットネス、プール、エグゼクティブラウンジ、宴会・会議室から構成されます。
現地の様子(23年12月)
計画地の南東、大阪城公園からの様子です。
個人的にはあまり好きな外観ではありませんが、このビルのある風景もすっかり定着しました。
テレビ大阪の様子(23年12月)
隣接する現在の社屋と比べるとより垢抜けた感が伝わってきます。24年春に新社屋、新スタジオは稼働し、その後現社屋は解体され建替えられることになります。
エントランスの様子です。そこまで間口は大きくありませんが、空を覆われた空間が印象的です。
テラス空間の様子(23年12月)
そのエントランスから繋がる川沿いのテラス空間の様子です。
大阪城へ誘うテラス空間の様子ですが、想像していた通り狭いですね・・・。それに加えて北東に面しているため陽があまり当たりません。また目の前には何の変哲もない川が流れるだけ!ここにどれだけ人が留まるのか?
そのテラスを抜け、道路を渡った先が大阪城公園の敷地となります。
大阪城を訪れる観光客(特に外国人観光客)はやはりほとんど天守閣を目指すと思われますが、大阪城を囲む各鉄道駅からの動線は概ね上記の通りです。あくまで数値によるものでなく、日々この付近を徘徊している個人的な肌感覚です。
「谷町四丁目駅」からの人の流れが一番多く、本計画の最寄駅となる「天満橋駅」が残念ながら一番少なく感じています。さらに本計画のテラス空間は天守閣へと向かう人の流れは外にあると思われ、前述のような置かれた状況において、大阪城への新たな動線となるのかちょっとイメージできないですね。大きなお世話でしょうが今から心配しています。何かしらの仕掛けなど用意しているのでしょうか?
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