未だに謎のイルカ施設！ホテル棟も順調に成長中！堺旧港の再開発！大浜北町市有地活用事業 24年1月の様子

大浜北町市有地活用事業は堺市堺区大浜北町にてアゴーラホスピタリティグループを開発者として、ホテルを中心とした複合施設を建設する再開発計画です。

計画地

計画地は南海の堺駅から徒歩5分ほどと大変鉄道アクセスには恵まれた立地です。堺駅は難波駅から約10分。また南北道路である国道26号線に面しており、堺旧港や大浜公園などの憩いの空間も近接しています。

敷地は広い用地Aと狭い用地Bから構成され、それらの西側（海側）に公共施設として堺市が歩行者通路を整備します。そしてその歩行者通路は計画地の西側（海側）にある旧堺港と連絡橋と繋がることになります。

計画概要

2017年に実施された公募型プロポーザルにより優先交渉権者となったアゴーラホスピタリティグループが提案した計画が、堺市によると2022年11月に上記内容に変更されました。この中で一番おやっ？と思ったのは、やはり用地Bに導入されるイルカ関連施設でしょうか！

堺旧港親水プロムナードからのA敷地の様子です。外観については特徴的なものはなく、特に個性を感じるものではありません。

俯瞰したイメージです。堺旧港とは2本のデッキで繋げ、回遊性を高めます。右に見えている多角形の白い屋根がイルカ関連施設となります。中央の平面駐車場ではイベント開催も視野に入れているようです。

用地Aの様子（2024年1月）

労災保険関係成立票による工期は2024年12月31日となっています。周囲をぐるりと確認しましたが、上記以外工期や計画概要などを掲載したものはありませんでした。

計画地の東を走る国道26号線からの眺めです。約2ヶ月後の現地となりますが、前回からすると随分と高さを増しています。この国道26号線は交通量が多いのですが、ドライバーさんの多くが「あれなんや？」と見上げているのではないでしょうか。

ただあらためて育ってきた躯体を眺めていますと、想像していたほどの規模には感じられません。なぜでしょう？

あまり大きく感じないひとつの要因としては、A地区内におけるホテル棟とそれ以外の敷地の比率が釣り合わないことにあると思われます。1haを超える敷地に約1,600㎡の建築面積のホテル棟が1棟だけ建てられている姿は、明らかに敷地を持て余しているように映ります。

用地Bの様子（2024年1月）

労災保険関係成立票による工期は2024年2月29日となっています。注文者であるノアファシリティーズは不動産の賃貸・管理、テニススクールの運営委託などの中心事業とする姫路市に本社がある会社です。アゴーラホスピタリティグループとの繋がりはよくわかりません。

すでに「NOAH DOLPHIN DOME 」のサインが掲げられています。ただ未だに専用サイトなども無いようで、この施設の展示内容等が全くわかりません。

堺市議の方のブログによると白い12角形の建物がイルカ棟、まだメッシュの養生シートが掛けられているのが飲食棟のようです。ただ最新の情報というわけではありませんので定かではありません。

未だにイルカ関連施設というのがわかりません。文字通りとらえるとイルカとのふれあいやショーに特化した施設となるのですが、建ち上がった施設を外から見る限り、さすがにこの大きさでそれはないだろう！とも感じてしまいます。

前々回にイメージ図から推測して建物の直結が約25mとして、周囲を観客席に囲まれたイルカの水槽の直結は約15〜17mほどとそれほど広くないと推測しました。その大きさでイルカを飼育しながら、ショーなども開催するとなると相当ストレスを与えてしまいそうですね。

もちろんイルカ関連施設といっても生きたイルカがいるわけやないですよーという可能性もあります。いずれにしてもそろそろ具体的な内容の発表があってもいいはずなのですが・・・。