28年にまちびらき!大阪メトロの新駅に加え1万人規模のアリーナも開設!大阪城東部地区1.5期開発!第6回大阪城東部地区まちづくり検討会 24年2月
2024年2月13日に開催された第6回大阪城東部地区まちづくり検討会において、前回の第5回に示された2025年秋に開設される大阪公立大学森之宮キャンパス(1期)に続く1.5期事業のより具体化され、アリーナや駅ビル、歩行者デッキの位置や、2028年開業に向けてのスケジュールなどが公になりました。
計画地
計画地は梅田(大阪駅)からですとJR環状線で10分ほどの大阪城公園駅が最寄駅となります。大阪城公園駅からですと直線距離で300mほど東に位置していますが、現在は少々迂回を余儀なくされ、10分ほど掛かってしまいます。
計画概要
今回発表された各施設の配置は以前より検討されていたものとさほど変わりありませんが、大阪城公園駅からのデッキについては、デッキそのものが1.5期地区に繋がるのではなく、第二寝屋川沿いの歩行者空間を介してアプローチするようです。
今回C地区についてはほぼ触れられませんでした。南北に細長いB地区には、以前の構想通りアリーナが整備される方向で進みそうです。収容人数は1万人以上を想定していますが、敷地面積からすると無難な規模に思われます。新駅は1.5期地区の北端に位置し、その上に駅ビルを設ける予定です。駅ビルの屋上にはいわゆる「空飛ぶクルマ」の離着陸場も設置されます。
以前、ガラス張りのダンゴムシのような駅ビルのイメージを大阪メトロが発表していました。今回の資料には駅ビルとして白い直方体が描かれているだけとなっていますが、このままフェイドアウトしてしまうのでしょうか?
歩行者デッキ・歩行者空間予定地の様子(2024年2月)
大阪城公園駅の様子です。おそらく見えている2階の高さから歩行者専用のデッキがJRの線路を超え、東へ向けて架けられることになると思われます。
正面に見えているのは大阪市建設局の抽水場です。大阪公園駅から東へ伸びてきたデッキは抽水場に突き当たる付近で終了し、その後は歩行者通路と姿を変え、北向きに続きます。
歩行者通路は第二寝屋川に突き当たったところで東へ方向を変え、川沿いを進みます。
途中で二股に分かれ、まっすぐ進むと豊里矢田線に合流し、南へ折れると大阪メトロの新駅へと繋がっていきます。
駅・駅ビル・アリーナ予定地の様子(2024年2月)
手前に見えている敷地はC地区になります。大阪メトロの新駅及び駅ビルの予定地は奥の柵を超えた先(赤矢印)になると思われ、残念ながら現在はこれ以上接近する術がありません。
収容人数1万人以上を誇るアリーナが計画されているB地区の様子です。
既存の建物もなく、ただただ広い敷地が広がっているだけですので、絵さえ描ければたちまち前へ進みそうな印象です。
近々サーカス来るようで、人や車両が盛んに出入りしていました。
今後のスケジュール
順調に行けば事業者公募などを経て、すべての施設が2028年春に開業となります。関西では2025年春に神戸アリーナが、そして2029年に万博アリーナの開業が予定されていますが、まさか本件よりも以前から公となっていた万博アリーナに先んじて開業することになるとは驚きです。
計画地を俯瞰した様子です。大阪公立大学の進出に端を発し、今まで放棄されていた大阪城東部エリアが一気に街として花開くこととなります。梅田に偏りがちだった大阪の再開発ですが、その不均衡な状態が少しでも解消されれば、より大阪の発展に繋がると思います。
また隣駅は大きなポテンシャルを秘め、まだまだ具体化されてはいませんが。将来的には再開発により大きく変貌するであろう京橋ですので、同一エリアとは言えないものの、本件はそれらにプレッシャーや影響を与えることになるのではないでしょうか。
マーケットサウンディング の結果(23年8月)
今回アリーナの開発構想が示されたB地区を含む大阪城東部地区では2023年夏にマーケットサウンディングが実施されています。不動産会社や建設会社など6団体13社から提案書が提出され、その際にアリーナなどの大規模集客施設についても提案されていました。
今後はC地区に設けられる駅前広場や川沿いの歩行者空間も含め、新駅の最終的なデザインやこのアリーナの外観なども早く見てみたいものです。
少なくとも、アクセス面で不満が続出ということにはならならそう?ですね。
コメントありがとうございます。
新駅と同時に開業というのは理想的ですね。しかもデッキによりJRの大阪城公園駅からもアクセスが容易になるので、圧倒的な利便性をそなえての船出となりそうです。