まもなく文化エリア中之島に開業!大阪府立中之島図書館書庫棟(新館)工事 25年1月の様子

中之島図書館新書庫棟は既存書庫を集約するとともに、本館・北館・南館上階へのバリアフリー動線を整備することを目的とし、2022年より整備が進められてきました。
計画概要

★建築面積/476.40㎡
★延べ面積/1,875.51㎡
★階数/地上5階
★工事完了予定/2025年1月14日
※以前の訪問時に掲示されていたものです(今回の訪問時には掲示されていませんでした)。
計画地

計画地は南北を土佐堀川・堂島川、東西を大阪市中央公会堂・大阪市役所に囲まれた場所に位置しています。
完成イメージ


建物色彩は重要文化財である本館の石の外壁と本館ドーム屋根に合わせることで周囲との連続性を保ち歴史の継承を行っていくものとしています。
現地の様子(2025年1月)



昨年の夏頃にはすでに建物の外観はほぼ現在のものとなっていました。


エントランス付近の外構工事だけを残して、なかなか進展がありませんでしたが、年明けから一気に工事が進みました。



周囲との調和がとれた植栽やインターロッキング敷設が完了しています。2/8(土)から新館完成記念として本館3階にて「貴重書のみどころ」という特別展が開催されるようです。こちらに合わせて開業となるのではないでしょうか。



最後は国の重要文化財に指定されている南館や中央公会堂との様子です。歴史の重みを感じるその佇まいとは比べると、採光溢れるガラスが違和感を感じる方もいるかもしれませんが、これはこれで個人的には収まりが良いように感じます。
やはり近代建築と呼ばれるような建物と、それに似せた建物では違いが明白ですね。昔の建物はとにかく細部まで造りが丁寧な感じです。